鼻腔ファイバー
副鼻腔炎の患者さんの要望で、鼻腔ファイバーを行って居ります。
私も気付くべきでしたが、昨年の「3.11」が原因でした。
つまり「被曝」についてでした。多くの患者さんが「以前は気にも留めなかったが、
内科・小児科・耳鼻咽喉科に行くと説明も無く、医師の‘やりますね’の一言で
X写真を撮影されていた。原発問題で初めて、関心を持ち、不用なX線写真は
取らないで欲しいと考える様になった。」と仰います。
特に副鼻腔炎は「X線写真」の判定が必要ですが、当院ではX線施設が
スペースの関係で作れなかったため困っていました。その為鼻腔ファイバーで
確認をしていました。本来X線写真判定が好ましいのですが、昨今被曝意識の高まりで、
ファイバー検査を事前に希望される患者さんが急増して居ります。
鼻孔への局所麻酔の充実を図りますと意外と痛み・辛さは軽減出来て居ります。
完全無欠の診察診断法ではありませんが、直視下での診断も経過観察含め
好ましい事と考えます。
時代の好みという事も有るでしょうが、「X線」「被曝」といった事への日本人の
意識が個人レベルで大きく変化している事の一つの傾向と言えます。
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