こだわりの問診

前々回のブログに記載漏れがありました。何故「問診記載」に私がこだわるのか。

それは以前、未然に食い止めましたが、「向精神薬」を使っていた患者さんが、

自分の治療内容を偽り、「何も治療していない」と断言したにも拘らず、

単純な「眼ばちこ(または眼いぼ)」の治療に「非ステロイド性消炎剤」を

処方しそうになった経緯があるからです。


私も救命救急医でしたので、何となく「妙だな」と感づく事があります。

その方も「自分は何も治療していない。」と窓口で反抗的な口調でかつ大声で

職員に喰ってかかっていました。職員は丁寧に「問診には何も治療・通院していないと

記載されていますが、それで宜しいですか。」と尋ねただけでの反応でした。

私は「何か隠しているな。」と直感しつつ、問診を開始しましたが、患者は

「ただ目の出来物を診せに来たのに、あれこれ何の権限があって、目医者フゼイが

尋ねる。はやく痛みと腫れを何とかしろ。失礼な。」といきまかれましたが、

私は「ひょっとして向精神薬を服用されていませんか。薬によっては副作用により、

自殺に至るきっかけになり兼ねませんので、私は注意しているのですが。」と切り返しました。

それでも「治療・通院歴は無い」と断言しましたので、一般的な

「非ステロイド系消炎剤」の処方もしました。薬局から電話があり、「この患者さん

自分の薬局に来ていますが、精神科通院中でうちの薬局で向精神薬服用していますが、

非ステロイド系の消炎鎮痛剤出して良いんですか。」との事でした。

当然直ぐ処方を変更、処方箋の再度発行を行いました。本人の希望で

「ステロイドで以前発熱し、使いたくない。」と言って自分が内服したい

非ステロイド系消炎剤(理由は最後まで不明)を指定して来たのです。

未然に防げたのは良かったですが、「患者希望」は絶対ですが、こちらの

医師免許が危険さらされたのです。患者はその後、平謝りでしたが、

彼曰く「なぜ、眼科医がそんな事まで詳しく気にするのか。今までも目ばちこになり

眼科に通ったが、けんもほろろといった扱いしかされなかった。あなたは

どうしてそんなに色々考えるんだ。」私は「救命救急にいると、本当に人は

死ぬ。皆で、チーム一丸となって頑張っても助けられない事は多々ある。

だから‘見落とし’と‘見逃し’を極限まで減らしたいだけだ。だからきちんと

問診に患者も参加すべきと私は思う。」と返答し、事故回避になりました。

 

そうです、最近心療内科受診者が急増しています。薬の飲み合わせには

注意を要します。許される限り、問診に詳細を記載すべきです。当然

「お薬手帳」「薬剤情報提供書」を持参される事は必要不可欠です。

結果的に患者さん自らの医療事故回避に役立つのが、「問診」です。

 

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