問診から始めましょう
現在の施設へ移転してから先日統計を取りましたところ、「耳鳴り」「めまい」
「頭痛」「疲れ目」「肩凝り」「全身倦怠(体がだるい)」といった不定愁訴を
第一主訴とされる患者さんが約40%に達する事が分かりました。
全員長年色々な施設・医院・病院に通われて居られます。原因は特定出来ません。
しかも治療は根本的には無いので、その場凌ぎの対症療法しか在りません。
もちろん当医院も同じ状況です。しかし問診に時間をかけて、現在と過去の
病歴や通院・治療歴と投薬歴等を検証することで、意外な問題点が
見えてくる事も有ります。実際、治療すべき点が別の内容であったと言う事は
当院でも多く、現在通院加療中の患者さんは上記の約70%程度になります。
残り30%の方の内、20%は他施設に紹介致しました。その後の経過は
今後追跡致します。10%の方はやはり駄目だったのでしょう。
再診には来れていません。力になれなかったのは残念です。しかし完治は
困難であっても何らかの打開策は見つかるかもしれないと言う事を自分で
統計処理をしていて感じました。
教科書的にも「不定愁訴」と切り捨ててしまわずに、何らかの糸口だけでも
探る必要は有ると実感しています。
追伸:あくまで「難しい」事はご理解下さい。ただ「問診から始めましょう」という
私の診療スタイルは間違いないと言う事です。
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