自己責任

先日の内容と同じ事が、大人自身でも当てはまります。

それはコンタクトレンズを処方してくれと来院する患者の大半は、「現在の

コンタクトレンズの銘柄やデータを全く知らない。」でいる事です。

以前の眼科では勧められるままコンタクトレンズを処方されていた、という

患者が余りに多いのには、ほとほと呆れてしまいます。全く「他人任せ」で、

どうして知らないのかと尋ねると、そういう大人に限って「何でコンタクトレンズの

内容なんか知らないといけないんだ。」と居直られる事も度々です。それも

一見大人しそうな女性などでも居ます。それだけ日本は平和ボケしていたのでしょう。

 

そもそもコンタクトレンズはハードもソフトも「アクリル」が原材料ですから、

角膜に乗せて何も起こらない事が不思議です。涙の表面張力でアクリル板を

角膜上に浮遊させているのですから、大変な環境破壊を個人の目の表面で

毎日行っているのです。その商品の内容を自分が知らずにどうするのでしょうか。

日本人は「自由主義・民主主義・資本主義」ととても恵まれた環境に居るのに、

自己判断と自己責任の精神に欠けています。「何かあったら、誰かが助けてくれるだろう」

「皆も遣っているから、自分は大丈夫」等と責任を簡単に他人に転嫁するのも、

そのせいです。

コンタクトレンズが身近になったものの、障害は増加傾向です。特に「処方箋無しで

コンタクトレンズを販売する」店舗が多々あり、インターネット通販は元より

保健所から許可を受けて解説している販売店でも「無処方箋販売」をしている状況です。

そういった違法行為の末、障害に見舞われて当院に受診されるコンタクトレンズ

装用者が多い様です。業者も業者ですが、そういった違法手段でも手軽に

買える店舗に通う患者・顧客がそもそも悪いのです。いい加減な行為を

行っている症例は、診察出来ない事もありますので、是非通常の店舗での

コンタクトレンズ購入を勧めます。あくまで自己責任です。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL