流行り目
あまり多くは有りませんが、「流行り目」の類が増えています。
やはり夏場はウイルス感染症が多いです。
「朝起きたら目が痛くて目やにの量が尋常で無く、指で瞼をこじ開けないと
開けられない。微熱があり、咽喉も痛い。」という症状が多いです。
流行性各結膜炎(流行り目)は潜伏期間が2週間ですので、周囲に
「目の赤い人は居ましたか」と尋ねてもあまり意味がありません。実際
家庭内のピンポン感染でないならば、どこでうつったかは不明な事が多いです。
一方、咽頭扁桃結膜炎(プール熱)は喉の痛みと流行り目ほどは痛みが
激しくない結膜炎が特徴です。発熱は高頻度です。潜伏期間は1~2週間が多く、
やはりプールでの感染が多いですが、他施設でもありえます。
他にいきなり白眼が真っ赤になる出血性結膜炎(アポロ熱)は、
潜伏期間1日ですから、感染源の特定はしやすいです。
球結膜(白目の部分)の結膜下出血(透明な結膜の下の血管破綻による出血なので、
血の涙が出る事はありません)が特徴的です。アポロ11号が月面到着した年に
大流行したので、アポロ熱と言われています。ちなみにアポロ熱の親戚が
「エボラ出血熱」です。
これらは治療自体は完結です。とにかく早く受診して下さい。
それと完治するまで通院する事です。意外と完治せず感染源のままで
いる患者が居ますので、要注意です。
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