鼻水の逆流性中耳炎

今年の花粉症は患者数は少ない傾向にありますが、症例毎の合併症が

かなり重症であるようです。なかでも「中耳炎」の合併例は手こずります。

 

 鼻水の噛み過ぎで「耳管(口の中と内耳とがつながった部分)」を鼻水が逆流

中耳炎」、酷ければ「内耳炎」を併発しているのです。よく「抗生物質」の内服を

継続しても改善していない患者さんが来られる事が多いのですが、実際は

アレルギー性鼻炎」が未治療である事が原因である事が現に多いです。

アレルギー性鼻炎の治療と感染症の治療をその程度によりどちらかを優先して、

治療し改善の程度により治療法を確定すると以外に改善が早い傾向にあります。

聞こえも改善する事が多いですが、長期に渡り治療している患者さんでは

十分な聴力改善が望めない患者さんが多いのも、事実です。

 

 全ての症例が適応出来る訳ではありませんが、アレルギー体質の方の

聞こえが悪い場合は「鼻水の逆流性中耳炎」を考えるのが良いかもしれません。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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