問診票で自己防衛

アレルギー性鼻炎、この時期は「花粉症」がどんどん増えています。

毎日てんてこ舞いです。

しかも「アレルギー性喘息」やアトピー性皮膚炎増悪」や

アレルギー性外耳炎」や「アレルギー性扁桃炎・咽頭扁桃炎」の

合併例が大変多いです。

 症例数はおそらく昨年の方が多かったと記憶しますが、患者さん1人1人の内容は

明らかに今年の方が「複雑化」しています。何と言っても「耳が痒い」「咽喉が痛い」

「舌が腫れて痛い」「顔面が急に晴れて痒みより痛みが酷い」等の症状で来院され、

私が冷静に「それとくしゃみや鼻水・鼻詰まり、目の痒みは無いですか」と尋ねて

初めて築き「そうそう本当はその方がもともと酷かった、ここ数日で(主たる来院の

きっかけの)症状の方が酷くて全く忘れていた。」という具合です。検査は特に極普通ですが

花粉症」治療がそもそも遅れていたのでかなり強めの治療薬を使用せずには

改善が望めない事が多いです。

 やはり「問診」が一番肝心です。見落としが皆無とは思いませんが、時間が掛っても

問診」を心がけていて良かったと思います。それにしても以前の治療内容が分かる

お薬手帳」や「薬剤情報提供者」を持ってない方や捨ててしまった方が多いのが、

嘆かわしいです。折角なので他の状態も理解したいので、きちんと管理され

ご持参される事を今回も切望します。事実患者さんの勝手で「心臓のバイパス手術後の

薬を勝手に止めていた」方がおられ、「喘息の治療を直ぐしろ」と命令されましたが、

たまたま気になり脈を取り「不整脈」を確認し、前述の事実も分かり総合病院へ

紹介状を添えて早々に受診を促したところ、「バイパス血管の閉塞」を生じており

その後大学病院へ転送され集中治療御室で管理された様です。

問診を丁寧にしますと、待ち時間が随分と出ますが、見落としが少しでも軽減します。

当然当院での「医療訴訟」の危険度も下がり、受診された患者さんの

生活の質(クオリテー・オブ・ライフ:QOL)も向上します。

 問診の重要性現在の病歴は勿論、過去の治療歴入院歴も出来るだけ

問診票に記載して貰いたいです。

それが患者さんの「自己防衛」「医療事故回避手段」と言えるからです。

 

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