コンタクトレンズ
メガネ合わせがそろそろ一段落着きそうです。
新学期を前に、小中学生や高校生と大学進学者や就職者の需要が収まりつつあります。
最近は金銭的な面からも、「コンタクトレンズ使用ではなく、メガネを使いたい」
という患者さんが明らかに増えています。
「メガネ男子・メガネ女子」といったメガネをかける事がファッション的に優れているという
昨今の風潮とは別に、「コンタクトレンズによる障害」に関する知識が巷に溢れており、
「視力矯正の安全性からして、メガネが望ましい」と言われていますが、
眼科医の立場としても望ましい事です。と言うのも角膜上に涙の表面張力で
コンタクトレンズと言う「アクリル板」を浮かせているからです。
角膜は血管が無くなり血液が何ので透明になったのであり、つまりは
物は見えるが酸素呼吸は出来なくなったのです。そのため涙に大気中の酸素が溶け込み、
溶け込んだ酸素が角膜に行き渡り酸素呼吸をさせているのです。
つまりコンタクトレンズの「酸素透過性」とはこの涙への酸素の溶け込みかたと
角膜への酸素の溶け込み方を意味しているのです。だからこそ「酸素透過性が
良いコンタクトレンズ」とは「涙をよりコンタクトレンズが取り込みドライアイにする事も
多いレンズ」でもあります。皆さん言葉の意味をゆっくりと丁寧に読み取って下さい。
以外にとんでもない事に我々は「有難い」と喜んでおり、その実賢い選択をしたと
ほくそ笑んでいたら逆に損をしていたと言う事も在り得るのです。
しかしワンデイタイプの使い捨てソフトコンタクトレンズは花粉症には有難い
治療法でもあります。その日しか使えず捨ててしまうのですから、当日の花粉の
吸着を捨ててしまうのです。翌日洗浄して再装着する事ができないので、治療法としては
好ましいかも知れません。実際花粉の時期だけ諸事情でメガネが掛けられない方では、
ワンデイの使い捨てソフトコンタクトレンズにされて症状が改善した方は多いです。
ただ経済的にはお薦めしません
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