難聴の患者さん
昨日は難聴の患者さんが複数来られました。耳垢の酷い患者さんは直ぐに解決しましたが、
残りの方は高齢による「加齢性感音性難聴」でした。
やはり全例改善の余地は無く、「補聴器で何とかするしか無いです。
それも限界があります。」と解説する他ありませんでした。
白内障と違い、網膜が問題無ければ手術により視力改善が望める眼科と違い、
聴覚は加齢による障害は根本的に「聞こえる限界の加齢性変化」ですから
治療法が無いのです。これは気の毒な話です。同じ感覚器官を目標にした医学分野ですが、
何とも言い難い差です。
眼科・耳鼻科を併設していますと患者さんの治療内容に大きな質の差が見られ、
診察医としても対応に苦慮しています。1人の患者さんでそれぞれの疾患がある場合、
「難聴は良くならないが、白内障はすっきり改善した。耳も同じように若返らないかな。」と
言われる事もしばしばです。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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