メガネか?コンタクトレンズか?

科は眼科で、メガネ合わせが花盛りです。

私立大学・高校の合格後、毎日大幅に患者さんが増えています。

 

 川西市で開院して分かった事は、「中学受験生」が大変多いという事です。

この為に小学生の近視進行と眼精疲労、ドライアイが多いという事です。

学業熱心な地域です。ただ私の個人見解を申しますと、運動に関しては

「使い捨てソフトコンタクトレンズ」の処方は仕方ありませんが、

学業優先を考える場合は「メガネ」中心の生活をお勧めします。

 もちろん我々医師には患者さんに対して「親権」を待ちませんから、

患者さんのご両親や親権者と患者さん本人のご意思で視力矯正器具の

決定して頂くしかありません。可能ならば、高校卒業後患者さん本人が

自立した時に、「コンタクトレンズ処方」を考えられるのが好ましい

私は考えます。コンタクトレンズは全ての種類が、角膜に涙の表面張力で

浮遊するので角膜障害は少なからず生じます。未成年へのコンタクトレンズ処方は

今もって積極的にはお勧めしません。ましてや「勉学・受験」を中心に考えられる場合、

視野が狭くても見た目が悪くても使い勝手が悪くても、将来「角膜障害」を

経験していない状態でコンタクトレンズ使用を開始した方が、障害にさらされる時間が

数年は短く出来るのですから、喜ばしい事ではないかと考えるのです。

 

 「藤原は相変わらず、古い。石頭。」とよく言われますが、涙液減少症

一生涯コンタクトレンズが使用できない私は、視力不全で医師免許を取得した後

学位研究をしている時も常にメガネで生活していましたので、

当然「角膜障害」とは無縁です。医学的に苦労の耐えない毎日と向き合って

来ましたので、かえってメガネしかできない事が眼科的・医学的に好ましい環境を

維持してきているのです。私の事はさておき、受験生をお持ちのご家庭で

一度こういった事柄も皆さんもご検討なさってみて下さい。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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