耳の患者さんが急増!
最近「耳の患者さん」が急増しています。ここで皆さんに一言申し上げます。
「一週間も聞こえ難いまま、放置していると、難聴が治らなくなります。」です。
眼科もデリケートですが、耳科はもっと繊細です。
特に10代から20代のウォークマンを常に聞いている世代の、
高音域難聴が大変増えています。
高音域の難聴は、産業医をしていた経験上「騒音現場」での
作業従事者に必発で、労働災害の大きな問題でした。
同じように高齢者の「加齢による不可避な高音域難聴」は古来当たり前です。
そこにヘッドフォンタイプの音楽プレイヤーやiPhonの一層の普及により
若年者の高音域難聴が著しく増えています。
ゲームや音楽はもちろん迫力を追及するあまり、ボリュームをフルに上げるために
難聴になることは当然です。しかし深刻なのは「語学の勉強、資格の勉強」等を
通勤中や休憩時間中にわずかな時間を利用して努力している若者に
高音域難聴が増加傾向にある事は、大変気の毒な事です。スキルアップを
寸刻惜しんで努力して、耳が悪くなるとはただ事ではありません。
原因の一つは、周囲の騒音に対してどうしてもボリュームを上げていた、
という症例が多いようです。
自分が頑張っているなか、いくら個人の勝手であっても他人の迷惑を顧みず
大音響で音楽やゲームをしている人の音漏れで、勉強のためのボリュームを
上げざるを得なかったという事です。
対策の一つとして、「ノイズ・キャンセラーシステム」を導入されると
ボリュームを下げられるかも知れません。雑音に対し良く似た周波数の雑音を
ぶつける事で、雑音を軽減するのです。ですから音声が聞き取れやすくなるのです。
最近はプレイヤーとセットで販売されている事が多いようです。
勉学・スキルアップを目指す方は将来への投資の価値があると考えます。
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