脱水による「聴覚障害・眩暈(めまい)・耳鳴症(耳鳴り)」

今年の異常気象も尋常でないまま、梅雨が殆どないまま夏へ突入しました。問い合わせが多いのは、高齢者の「聞こえの不調」です。

思いの外多いのは、脱水による「聴覚障害・眩暈(めまい)・耳鳴症(耳鳴り)」を主訴とした来院です。

内科で既に治療して、改善傾向が無いので来院される事が多く、めまい系の治療薬は一通り処方されて居り、当院では苦心惨憺致します。
先ずは体循環の見直しを行い、本来水分排泄が耳鳴り系では好ましい事を、一時棚上げにし、全身状況の改善を図ります。
その後完治して、耳鼻科の治療を全く行わない事もあります。

大半は体内からの水分排泄を回避する方針で症状軽減が為されます。梅雨時と真逆な治療方針が、今年の傾向です。

定型的治療に抵抗性の「聞こえの不調」は、高齢に成ると増加傾向にありますが、婦人科的悩みを抱えている女性にも多く見られます。
特に不妊治療中の患者さんにはホルモンバランスの問題で耳鳴りの発生や継続、増強が見られますが、対策は耳鼻咽喉科では無く婦人科主治医に行って貰うしか安全な方法は見られません。
不妊治療の国家補助が為される為に、不妊治療のブラックボックス化は開放されるとは思いますが、副作用や副反応については、一層拡大拡張するものと思われます。
女性ホルモンの作用は多岐にわたり複雑ですから、耳鼻科が安直に口を出すのは控えるべきだと考えます。
先ずは検査結果と状況報告を婦人科主治医に速やかに行う事です。

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