いよいよスギ花粉症が到来

いよいよスギ花粉症が始まりました。が、常連の患者様方の対策は既にほぼ終えているので、新患が中心です。寒い日が続きましたから、無防備状態の患者さんが殆どです。 しかも例年12月末から鼻の状態が悪い方々は、ブナ目科のアレルギーである事も多く、「シラカンバ・ハンノキ・コナラ・ブナ・ブシ」といった「ドングリ等」を秋に付ける木々が該当します。信州や北海道に患者さんが多いですが、最近はスギ・ヒノキ花粉症と時期が被りますので、「春の花粉症」として治療される事が多いです。冬場に「鼻水・目ヤニ・くしゃみ」が出る方は、アレルゲン検査を受けられると判明します。治療内容はスギ花粉症等と一緒ですが、治療開始時期を早めに取るべきです。更に「ブナ・アレルギー」の方は、食物としての「リンゴ・桃・豆乳等大豆製品」で、「口喉に違和感や腫れ」が出現する事があります。この様な「花粉・食物アレルギー症候群」は常々指摘されて来ましたが、昨今小児・高齢者の障害としてクローズ・アップされています。むしろ、どういった食物でアレルギー症状が生じたかを問診する事で、花粉本来の植物特定が可能に成ります。この為、当院での問診表は「とにかく細かく記載して欲しい」のです。 小児のアレルギーは大学病院や国立病院でも最難関の分野の一つです。遺伝的要素と孤発性要素が混在し、保護者の問診に全ての手掛かりがあるにも関わらず、大雑把な問診しか記載しない保護者には寄り添えません。最近の事例ですが、「とにかく治せ」とだけ記載してひたすらスマートフォンをいじっている父親が居ました。職員の問診も上の空で、私の診察も非協力的でしたので、当院での診療継続は不可能と判断し、国立病院の小児外来を紹介する手はずにしました。いきなり態度を変えて、慌てふためいていました。この様な症例は、最近増えている様ですが、自分の子供への「無関心」であり、子供の発育障害に関与する傾向があります。受診科目以外の診療を保護者が受ける必要が在り得ますから、要注意です。アレルゲン特定どころではありません。常識が疑われます。

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