守備を固めたくとも。

本年は寒気の支配が厳しく春の花粉症の発症が遅れがちです。が、当院では「アレロックR品薄、問屋さんにも無い。」という情報を聞きつけて、年末から常連の患者さん方が早々の処方を希望され来院されています。本日も「なるべく大量に出してくれ。あの強めの毎年貰う抗アレルギー剤のみでいい。他の薬は何時も通り、毎月診察に来た時に出して貰っていいから、あの強めの毎年貰う抗アレルギー剤しか効かないから、何とか確保したい。」と訴えられて来院されています。  ネット情報は恐ろしいもので、どうしてその情報を仕入れたのかと問いただしたい内容を話される方がいらっしゃいます。当院の薬剤卸さんも「仕入れが入らない。」と年末に直接来られました。この傾向は2年以上続くと予想されるようで、喘息の治療薬:ロイコトリエン受容体拮抗薬系と共に処方制限が頭痛の種です。季節性アレルギーだけでなく、蕁麻疹などの突発性アレルギーへの対応が出来ません。当院では他の多くの処方薬が無効なために来院されますから、有効な薬が無ければ来院される意味がありません。症状により工夫は出来そうですが、内服後の効果に於いて、所謂切れ味が良い、印象は薄れるでしょう。しかも非ステロイド系消炎剤でも更に強い効果のある内服薬を処方しますと、「起床出来なくて大変。鼻詰り・鼻水・目の痒み等全ての症状は改善するが、仕事が出来ない。」という状況に至ります。受験生の皆さんには、予想外の展開に成り兼ねません。これを踏まえ、受験生には受験の2年前には来院され処方内容を手堅く固めて、3年目の受験には万全の態勢で臨みましょうと進めて居ます。事前の構想と予行演習の末、受験前2年目でほぼ確定処方を作り上げ、本番に於いては1月中旬以降受験が終了するまで来院しなくてもいい様な守備を固める事が望ましいでしょう。就活にも同じ事が言えますし、ビジネスシーンでも同様です。  今後漢方も供給量が停滞するかもしれないと囁かれています。守備固めをしたくても、兵糧と武器が無ければ対処が出来ません。新型コロナ・ウィルス感染症は、薬剤供給にも影を落としています。半導体生産と同じく、復旧には複数年掛かるでしょう。

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