本当に優先すべきこと。

先日第一回の新型コロナ・ウィルスの予防接種(ワクチン)を受けました。今月末に再度受けます。我々でこのペースですから、対象となる全国民への接種完了は何時に成るのでしょうか。
変異型にどの程度の確実さがあるかは、如何ともし難いものの、予防接種は防御としては今一番有効な手立てです。アレルギー等で接種出来ない方々にはお気の毒ですが、出来る限り行政と相談し接種すべきと考えます。実際日本では、予防接種に対し副反応による障害が残ったという事で幾つかの予防接種を取り止めています。その為、現在では世界標準の対応が為されておらず、厳しい立場に置かれてもいます。「はしか」がそうです。極めて神経質な分野として、「子宮頸癌ワクチン」の接種の中止等は先進国レベルでは「なぜ、どうして・・・」という程に信じ難い事実として捉えられています。確実に不幸な結果に至る被害者は出る事を前提に欧米では「子宮癌の回避」を国家ぐるみで優先しています。つまり将来の「子宮癌」罹患による治療と全要因での損失を鑑み、ワクチン接種で生まれる犠牲者の発生率を凌駕する事を優先したのです。勿論どの国の政治家も自分の再選を強く望みますから、自分に直接関係する投票者へのサービスは最優先です。しかし将来への負債を法案拒否などした場合の将来の自分への批判や酷評を回避する考え方が、優先されるのです。日本では将来誰が、廃案にしたか成立させたか等誰もが覚えていませんし、投票へ行かないヒト達が関心があるとは到底思いません。民主革命が一度も為されて居ない国家の行く末です。
先日高校1年生の学生が両親と共に来られました。「他院で視力矯正が不十分で、何とかならないか。」という依頼でした。裸眼では「両眼近視性乱視」だけで、眼科的に問題が無さそうでしたが、眼鏡による視力矯正で、「両眼裸眼視力0.5、矯正視力両眼0.6」でそれ以上視力矯正が出来ませんでした。私が、「お父さんは目が悪いとかはありませんか。」問うと「息子と同じくらいしか出ません。仕事は小売り業で問題ないのですが。」との事でした。御父さんの年齢が30歳中頃でしたので、私は「色弱の検査を御父さんはされた事がありますか。」と問うと、「した事がありません。」という事でした。すぐに色覚検査をしますと「軽度の色弱」でした。色覚異常は「色覚バリアフリー」の名の下、ここ20年以上就学前検診から「色覚差別」を理由に除外されてきました。御父さんも「軽度弱視」でした。小学生就学前に把握すべきだったのです。聞けばお父さんの家計は、元々目が悪く近見作業従事者であった様です。気の毒な事に直接のお爺さんがその事を息子である、御父さんに伝えなかった事が明るみに成ったのです。色弱の大半は「伴性劣性遺伝」で、男性のY染色体由来ですから、男の子には程度の差こそあれ必ず発現します。この少年は、将来「消防官か自衛官に成りたい。」という事でコロナ禍にあっても高1で進路相談をした様です。入学時の視力検査で、「C判定」だったからです。複数眼科を受診し、色覚検査は一度も受けることなく、「原因不明」とされ知人から当院へ紹介された様です。この事実を元に、現在高校側と進路相談を継続中にされている様です。幼少時に判明して居れば別の目標もあったでしょうし、未だ高校一年生ですから他の道も在る事を早くに気付けたので結果として良かったのかも知れません。しかし「色覚検査」廃止が、「(色覚)差別」とし、その後一生涯放置される事も有り得ると考えますと、一部のヒト達声が国家的損失を招くとは言えないでしょうか。そもそもその発覚後の該当者の皆さんの落胆や嘆きに誰が責任を取るのでしょうか。極少数派のアンチばかり気にして、直ぐに発言を取り下げる企業や行政の自己保身が問題です。個人であってもそうでしょう。

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