危ない偏った知識
新型コロナ・ウィルス騒動の中で、スギ花粉症もいよいよ待ったなしです。世間的には2月中旬頃の流行と言われていますが、今現在当院の受診者の殆どが「スギ花粉症」です。
ここへ来て当院の常連患者様方の見識の高さが際立ちます。昨年末からの「インフルエンザ予防接種」率が極めて高いので、受け入れがスムーズです。「鼻詰まり・鼻水」と言って受診する患者さんに対し、「今シーズンのインフルエンザ予防接種はされましたね。」と念押し質問をしますと、してないヒトに限り、「何で受けないといけないのだ。」と必ず、鬱っとうしそうに返答されます。このヒト達は、ニュースや新聞を読んでないのかなと呆れ果ててしまいます。
風邪症状が、新型コロナの特徴ですから、そもそもコロナ感染は「鼻風邪」の現認の7から8割と私のブログでも何回か記載しています。しかも私の行わない、ネットでも再三再四見かけます。TVや新聞を見ない読まない、とうそぶくヒトに限り、自分の関心のあるネット記事しか読まないのです。偏った知識が、標準的知識の欠如を生むのです。であれば、「鼻詰まり・鼻水」が必ずしも「花粉症のみ」と判断出来かねる事も理解出来ないのです。そこに新型コロナ・ウィルスに感染してしまっている可能性も十分ある、と個人的に認めたくないのです。その果てに、無理強いして受診した医療機関に迷惑をかける事に成る事の予想も出来ないのです。はた迷惑もありゃしません。
当院の常連患者様からよくよく聞かれるのは、「いわゆる‘ゆとり世代’とその子供は、社会の迷惑だ。」という意見です。基本的常識的判断が出来ない、自分中心で物事を行い、注意されたり否定されるといきなり居直る(世間でいう‘切れる’)、と言われます。事実先程の「インフルエンザの予防接種などしてません。それが、‘何か?!!’」といった態度を予約なしで、押し掛けるヒト達に多くみられる一群です。私はこれまで、ゆとり世代を悪く思いませんでしたが、「譲らない・守らない・自分勝手」と高齢者や20代社会人から最近言われてそう感じだしました。ゆとり世代の子供たちは、さらに気の毒だという事でしょう。問題はゆとり世代の親は、誰かという事も問題です。困った教育問題です。
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