インフルエンザや新型コロナ感染

今年の秋の花粉症は、意外と少数ですが毎年発症する患者様方のみに集中し生じています。対応は例年通りで問題がありませんが、治療開始が遅れる方は例年通り居られ、この方々の免疫系の低下時にインフルエンザや新型コロナ感染に見舞われないかが、気掛かりです。 発症前発症直後であれば、治療のコントロールはさほど困難は在りません。ある程度進行しても放置していますと遅れを取り返す方法は、複雑化します。例年「早々に受診し、不要な診察回数と診察時間を減らし、それに伴い診察料金も減らせる方があなたにとって利益に成ると思いませんか。」と解説していても、「治らないから来た。早く何とかしてくれ。」という返答しかされません。こういう趣旨で来院される方々は、その後「風邪症候群」でも来院される傾向があります。つまり予防策を真剣には取らないという事です。秋から冬場にかけて、そうでなくても低下する免疫系の低下に拍車をかける事になると、理解できない様です。事前対策はそのヒトの身上であり、主張ですから、今更ながら医師が指導しても変わらないと思われますが、今回の新型コロナ・ウィルス対策も私が日々申して居る常識清潔対策そのものですから、守らざるを得ない筈です。今年位は世間の目もある為、本人としては本意では無いにしても、一応世間並みの対策をするでしょう。しかし終息後、あの努力は何処えやら、に成りそうです。そうでなくても秋冬は、日照時間も短くなり、免疫系の低下は誰にでも生じ、補うための努力を要求されるのです。生活習慣は守ってこそ意味があります。しかも自分の為だけでなく、周囲に対する気遣いが望まれる時代です。 自由を一番に主張する欧米諸国の有様を見て、今後日本型秩序が欠失してゆこうとしているこの国に於いて、医療対策も御欧米並みにズサンになって行くのかと嘆いています。消極的でもつまりは感染回避が可能であれば、悪くは無いです。積極性と利己的主張とは違う事を冷静に判断すべきと思います。

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