インフルエンザ予防接種
連休明けで、疲れました。患者様からの御質問に多かったのは、「今年は例年以上にインフルエンザの予防接種をするべきなのか。」でした。私は、「当院は自費診療を致しておりません。よってこれまでも通院されていた内科に御相談されて、接種の確実な予約をされる事です。」と御返答して居ります。
例年インフルエンザの流行で1万人以上の死者が出て居ります。今年の冬はラニーニョ現象により一層の極寒だそうです。こういう時はインフルエンザと新型コロナのダブル感染を想定すべきと言えます。インフルエンザ予防接種も行えば、必ず感染しないのではなく、軽く感染する状態を予防接種で作る事で本感染をしても重症化を回避できるという発想です。これにより、呼吸器感染症を来たしてもインフルエンザの予防が一応望めて、呼吸器感染を疑うのであれば、恐らく新型コロナ・ウィルス感染だと判断しやすくなる様に組めるのです。備えによりリスク分散と軽減が図れますから、診断の助けには必ずなります。不幸にも一気に同時感染した場合は、気の毒としか言いようが在りません。多くの場合、特に日本では症例検討から重症化と死亡をかなりの確率で回避できる治療体制が組まれています。手遅れにならない工夫を市民と行政と医療関係者でさらに連携できれば、感染を回避できなくとも治療は充実すると考えられます。
実際毎年インフルエンザの接種株は変わって居ります。完全予防も感染回避も今もって出来ていません。感染の軽減と的中の確率が上がっているだけです。それでも人間の英知の下、ここまで充実してきている事は誇らしい事だと思います。何よりも、首から上に両手を上げない事です。口周りを手で触ると感染します。そして「手洗い・洗顔・うがい」を充実させましょう。
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