皮膚のケア

 新型コロナ・ウィルスの問題はさておき、以前ブログに記載しました「皮膚の乾燥回避・強化対策」について質問されることが多いです。特に「乾燥肌(ドライ・スキン)」の患者さんから、「梅雨や夏でもしないといけないのか。」と尋ねられます。

 当院は診療所ですから、本来実診療=病気状態であり、治療を必要とする人=患者さんに対し、保険診療を行います。度々申しますが、保険診療は、保険適応状態=病気の診断を受けた状態で可能となります。国家は、予防治療に関しては、本来全額自己負担つまり「保険適応外」と判断します。実際健康診断は、「自費」です。健康である事を担当した医師群が提出依頼者に対し、証明するわけで、健康であれば病気状態ではないから、保険適応無しつまり自費診療です。その為受ける医療機関毎に料金(実費ですから消費税も含まれます)に差が出ます、自由診療=自由経済による事業所毎の判断です。しかし通年性のアトピー性皮膚炎やドライスキンによる皮膚障害が継続する場合でも、症状が増悪する時期だけの治療で本人=患者が「問題ない・構わない・症状だけ診てくれ」という場合、患者要望に応えるのも医師の役目ですから、患者本人の要望通りに治療します。問題は、その場凌ぎであれば、元々完治・根治が不可能な疾患の場合、長期にわたりどこまで対応すべきかは個々人で熟考されるべきです。あくまで法的には「個人の希望を最優先する」のが現在の医療の在り方です。医師が包括的に解説しても、本人が希望しない場合は医師からは患者依頼が在りませんから何も出来ません。当院でも稀に、本人の意思で「継続的治療は要りません。」と拒否したにも拘わらず、後日症状が悪化して或いは再発し「どうして治療の必要性を強く言わなかったのか。」とナジラレル事もあります。その際は、診療録(カルテ)を提示して、実際に私と職員と患者さんの発言や遣り取りを簡潔に記載して居る事を確認して貰います。患者さんが拒否された内容をさらに御提示し、「あなたの発言・返答ですね。私は3回以上必ず治療と原因・経過・対策についてはどの患者さんにも説明していて、実際三回以上解説した内容をカルテに記載して居ます。診察日に合計三回、三回以上受診されている患者さんには三回以上記載しています。これでも私の虚偽報告でしょうか。」と問いますと、そういったヒト達は「すいませんでした。」と引き下がります。実際こうなる事を回避すべく、納得できないヒトには他院へのセカンドオピニオンを勧めます。また高度な内容になる場合、より専門性の高い医療機関へ紹介しています。当院は紹介状を作成する事が多いのです。

 脱線してしまいましたが、皮膚のケアは、本番の季節に成ってからでは遅すぎです。日々手間暇掛けるのは気が滅入るのはよく分かります。しかし準備に時間と手間暇を掛けることで本番時期、殆どは晩秋から初春にかけて、皮膚に関する悩みは軽減できます。症状が消えて無くなる事はありません。しかし将来を見据えて、発見診断が付いた時点で積極的予防治療を継続治療をする事は大事です。事実私の酷かったアトピー性皮膚炎も見かけ上分かりません。毎日入浴後30分以上かけて治療薬剤を自分の手の届く範囲で全身に塗布してからでないと就寝しません。経験が50年以上に成ると一日の作業ですので、何ら疑問がありません。大学病院で治療を始めた30年前までは、主治医毎に治療方針がバラバラで大変でした。今は見かけ上、アトピー性皮膚炎・ドライスキンと気付かれる事がありません。ここで大事なのは、保険治療適応である事、所謂美容皮膚科的な自費診療ではない事です。

 

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