目の調節障害
コロナ禍の中、眼科には「見難くなった・ピントが合わなくなった・新しくした眼鏡が合わない等」の症例の受診が目立ちます。いわゆる「リモートワークによるドライ・アイ」も多々居られますが、むしろ目の調節障害が目立ちます。
これまでと違う焦点距離での仕事や作業が中心になり、自律神経系の調節筋の混乱を来たす事で視力障害を来たすのです。生活環境や机と椅子、目とPC画面との距離を如何に安定させるかを説明しています。さらに角膜表面の生理現象である「涙の構造維持」の為に、涙液対策を指導します。点眼補充だけでは、不完全な場合も多く、心因性障害を合併する患者様は、「めまい・耳鳴り・頭痛・眼痛・嘔吐や悪心等」を合併する事が多く、内科や耳鼻科・眼科受診でも改善しないという事で、当院へ受診されています。気の毒な事に、心因性障害を長引かせてしまったために、様々な部位に「ヘルペス性皮膚炎(帯状疱疹ヘルペス)」を合併する患者様も今年は多いです。早々に対処しませんと難治性化しますし、他部位に波及する事もしばしばです。皮膚科での治療が困難なヘルペスは、入院点滴に成りますし、私が手掛けてきた「角膜ヘルペス」の最終形態での「角膜移植」に至り兼ねませんので、安直に考えないようにすべきです。
コロナ禍とストレス性障害による自宅待機で、様々な課題が山積しています。一部の患者様から、「医療施設に行き、コロナを移されたくないから、行かなかった。」という意見を聞きます。その結果がこれでは、果たしてどうすれば良かったのでしょうか。科学的判断が、この様なトラブルを巻き起さないように正確な御判断を為さるべきかと考えます。当院は、元々予約制にして可能な限り普段から「ソーシャルディスタンス」を考慮してきました。感染を必ずしも阻止出来るとは断言しませんが、軽減する環境は8年以上前から当然の如く行って居ります。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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