自律神経障害
降雨が原因での「めまい・耳鳴り」は、なかなか減少しません。しかし症状自覚後早々に来院された患者さんは、改善が早く治癒も早めです。例年の様に自律神経障害に見舞われる患者様方は、天候に自分が翻弄される事実を自覚し、適宜早めの受診加療を心掛ける事を勧めます。
内科・脳神経内科・精神科・心療内科等を複数個所受診してから、耳鼻科受診される方が、今年も多いですが、治療には時間が掛かります。難聴に関しては、発症当日の受診でなければ、完治は困難です。先ほどの患者さん方は、「耳が気持ち悪い事もある。」と、受診時に当院の職員が問診を取っていて初めて口にする傾向にあります。職員が慌てて、「耳の不調も在ると今言い出してます。」と直ぐ報告があり、直ぐに聴力検査をして聴力障害を殆どの症例で発見されます。午前11時迄であれば、何とか近隣の総合病院の耳鼻科に連絡し、紹介し点滴や精査をお願い出来ます。が、公立病院は午前11時30分を過ぎますと午前診(一般外来診療)が終わりますから、翌日回しに成ります。最近はなかなか緊急での治療受け入れが出来にくい傾向にあります。午後の診療業務を圧迫するからでしょう。同じ事が小児の受診にも言えます。多くの保護者が、午後5時以降に診察を直ぐしてくれと電話を掛けて来られますが、とても眼科耳鼻科では診れようもない依頼が多く、取り合えず電話したという印象が多いです。金曜日の午後6時以降であれば、私設の小児科でも受診が厳しいのに、数日症状を放置していた場合、公的機関への紹介等医院の施設長として果たして出来るかでしょう。気付いた際には、早々に受診する事が、最大の自己防衛です。
新型コロナ・ウィルスが完全終息していない現在、医療関係の環境は元には戻れそうも在りません。自分と家族を大事だと思うのであれば、俊敏な判断と行動を取るべきです。「何とか成らない。」事が、常態化する事を念頭に置いておかないといけない医療状況への第一歩を日本も踏み出したと考えるべきでしょう。今後衰退してゆく日本では、「かつて何とかなった事も何とも成らなくなる。」と自覚すべきです。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。