冬場のドライスキンは年間を通して治療せよ。

 先週の「涙液保全は、体全体の保湿に関わる。」というブログに随分と反応されて居ります。大半は「冬場のドライスキンも梅雨であっても治療すべきなのか。」でした。回答は「年中行うべきです。」です。

 皮膚は、災害層の「鎧」です。漫画キングダムでもつらい日中の連戦でいくら消耗しても夕時には自分の盾や鉾を必ず手入れしている描写がそこここに有ります。手を抜くと明日、刃こぼれを起こし、盾を貫かれて自分が死ぬからです。少なくとも人の防御壁、鎧は「皮膚」です。拡大解釈すれば、「気管支や肺、食道や胃や腸全般を支える‘粘膜’」が鎧であると言えます。その最前線の臓器を蔑ろにして於いて、健康など望めません。手入れをせずに日々の暮らし=実連戦を潜り抜けて行くなど無理です。冬場だけのドライスキンではなく、死ぬまでのドライスキンであり、新たな治療法が表れても出来る限り自分で基本的な管理を継続すべき生きる為の基本では無いでしょうか。これは「勉強」と同じと言えます。休む事無く継続してもなお、伏兵が居り時折思いの外業績が上がらない、時には手痛い損失を被る事もあり得ます。努力していても、虚を突かれる事があり、努力しなければ遣られ放題です。

 皮膚と保湿を梅雨の時期であっても丁寧に日々行う事で、年々皮膚の状態が目に見えて変わって行きます。この時期患者様方から、「こちらで治療を継続するようになり、皮膚の状態が良くなってから、風邪を引かなくなった。」とよく言われます。防御網を、鎧を鍛えて居りますから、外敵からの浸食を防ぐのは当然であり、結果も当然です。何の不思議も在りません。ただ、「日々これ決戦」で臨むしか在りません。

 

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