疑わしきは、要注意であり、なるべく嫌厭すべき。科学で理解し対策を立て全員で対処せよ。

 前回のブログで大きな反響を頂きました。「眼科通院をしていたが、頭痛と近視と緑内障の関係があるとは、医師から聞いた事が無い。」という問い合わせが目立ちました。

 心臓から出てくる大動脈の頸部への動脈、頸動脈の血流を考えますと「目・耳鼻科・脳」が関連する事は当然です。ばらばらの科目で受け持つと情報が散在し、重なりを軽視する傾向が生じます。その一つです。同じく、「短期作用型睡眠導入剤の長期服用で、脳血流障害を誘発し、脳血流量の低下を生じる。それにより痴呆が生じやすくなるから、処方を注意するべきである。」とか、「向精神薬を長期内服していて、視力低下や歩行時にツマヅキや軽い転倒を生じる場合、緑内障に依る視野障害が見られる。」といった傾向は在ります。論文では、その統計処理の方法で、有意性はばらばらである事も多いですが、注意はすべき内容です。論文は年単位で変化しますが、個人は月単位で「手遅れ」に成り兼ねません。コロナ関連で、「正しく恐れよ。」と専門家が力説していますが、正にこれです。多くのヒトが、報道番組やネット配信、新聞などのメディアから新型コロナ・ウィルス関連の報道が毎日垂れ流されていますが、「本日の感染者は○○人増えて××人、死者は△△人で合計▼▼人でした。それぞれの内訳は、・・・」とどのメディアも人数を公表します。が、実際感染者・死亡者一人一人が大打撃を受け、その家族や関係者に甚大な衝撃をぶちまけて居ます。戦争と同じで、「犠牲者を人数で語り、日々の変化を数で評価する」のです。個人の尊厳はここにはありません。人々は新型コロナ・ウィルス感染の前に、如何に自分だけは逃れたいかに翻弄されているのです。事の重大性は、科学で理解し対策を立て全員で対処するしかないのであり、犠牲者の数に自分たちが今日含まれていない事で安心していてはダメなのではないでしょうか。疑わしきは、要注意であり、なるべく嫌厭すべきで、排除・罰するのは個人にはその権限が在りませんから注意です。

 専門医も「薬剤の副作用と飲み合わせ」は苦労すると思いますから、もっぱら私は他医院へ情報公開を求めています。ついでに採血があれば、追加項目を当院としての「病名」を明示してついでに行って頂いています。重なる事無く、ロスも無く、患者さんの通院医療施設全体で情報共有をする事は、とても効率が良い事と考えます。そこには自分達の都合を曲げないといけない事を判明する事が在りますが、むしろ勇気を以って対応した方が将来の打開策に成り、良い経験に成ると思います。如何でしょうか。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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