「おもてなされる国家」に成り下がった日本

 先週予想通り「自粛勧告継続」の政治決着を見ました。これについてあれこれ意見を求められて居ります。現憲法下でも工夫をすれば他に国民の行動制限は可能でしたでしょうが、殆どの国民が自発的自宅待機を行っていても一部とんでもない輩が居りますので、今後の法的対策と政府の権限の一部強化も考えるべきだと思われます。

 パチンコ店の営業を「お願いレベル」で、よくもここまで自粛させ得たかです。一方で本音が出たのが、所属県内外からの河川敷でのバーベキューや水遊び、及び予想外の高地へのキャンプや行楽です。子連れで平然と移動でき、「自粛疲れ」と理由を前面に出せるヒト達の肝の据わったインタビューには落胆しかありません。連中により感染が広がり、終息が遅れる可能性が高まることまでは、心が及ばないのでしょう。自由の穿き違え、権利行使の思い違いが、自制心の無い両親からその子供に伝播するのが、恐ろしいでしょう。より一層この国が世界レベルから転落してゆく契機になるのでしょう。実際「大学ランキング」で日本の大学が低位にあると言われていますが、これらはイギリスと中国の機関が弾き出しているデータでしかなく、自国の御都合に合わせているだけですから、まさかの評価でしかありません。しかし多くの人々はこういった公平とは言い難い評価で決めつけます。PCR検査の実行数と陽性数が明らかに少ないことが、近隣の国々の非難を浴び兼ねない事を政府が念頭に置いて政策を行わなければ、「急速に国家レベルが低下したかつての先進国」と揶揄する事に塩を送るだけではないでしょうか。

 「おもてなされる国家」に成り下がった事をこのゴールデン・ウィークに世界中に知らしめたと思います。平和国家は大事ですが、「ケジメの無い・道徳が崩壊した」国家に成り下がるのをどう食い止めるかも大事でしょう。経済は大事ですが、結集し短期決戦に打って出られなかったのは、最大のミスでしょう。第二波、第三波にこの体たらくでどうやって乗り切るのでしょうか。先が見えません。ちなみに新型でもコロナ・ウィルスですから、結局は徐々に身の回りに根付いてしまい、何れは「普通の風邪」になると思われます。

 

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