コロナウィルスの予防・対策について

 先々月から度々尋ねられてきましたが、新型コロナウィルスに関する質問が今も続いて居ります。一般的コロナウィルスの予防策を先ず行う事が、全ての予防に繋がると申して来ましたが今以て同じ質問を受診の度に尋ねられる方が意外と多いので、記載します。

 つまりは「手洗い・うがい・洗顔」です。これでも守りきれないのは、「ノロ・ウィルス」です。感染に必要なウィルスの取り込み数がけた外れに少ないのです。通常のウィルス感染は万単位での体内侵入が前提ですが、ノロウィルスは100個以下で発症します。ノロの「嘔吐・下痢」があれば、その近隣で接してしまった方は、もはや感染者と考えて次亜塩素酸等でのその場の洗浄を行うしかありません。所謂「貰い事故」です。「言い掛かり」といってもいいでしょう。一方通常の「風邪症候群(殆どが何らかのウィルス由来)」30から50%は、「コロナ・ウィルス」による発症です。であれば、予防策は「口腔内に原因ウィルスの侵入防止」で十分です。つまり「手洗い・うがい・洗顔+洗髪・手を舐めない」です。当然帰宅後外出時の服装を早々に脱ぎ、本来上記の水道水での首から上のウィルス剥離を行い、引き続き「入浴」し洗髪・全身洗浄を行いながら全身のウィルス除去を心掛ける事です。つまり「洗顔」は、直ぐに入浴が無理な人達が殆どなので、兎に角行うべきかと思います。帰宅しその後外出しないなら、女性には御化粧を落としてしまう事を勧めます。当然マスク着用は行う事を勧めますが、これは他人への自分からの飛沫を防ぐ意味であり、予防にはウィルス一個体の大きさからするとマスクの隙間を簡単に通過しますから、不向きです。しかし不特定多数が集つまる交通機関や店舗では、マスク着用であれば明らかな飛沫からの保護には成りますから、有効です。しかし感染者と濃厚接触(家族の様に手を触れたり、顔を近づける様な行為、食事家事を共にする様な行為が長時間に渡る状況)を余儀なくされる状況での予防は、如何なるウィルスの予防はほぼ無理です。喉、特に扁桃腺にウィルスが侵入すれば、発症まで直結です。

 普段から、「鼻呼吸」を当院で勧めており、それが「鼻炎」であろうが、「花粉症」であろうが、「ウィルス感染」であろうが、鼻腔を通過する場合、ウィルス対策はなかなか厳しいですが、多くの細菌やアレルゲンは鼻毛と鼻腔粘液(鼻汁)で絡み取られ、排出されます。だから「鼻呼吸」が大切です。「鼻呼吸=健康維持」です。「口呼吸=体に不要なダメージ増加」を意味すると、今更ながら御自覚下さい。毎回、私が毎日訴えて居る事です。実際当院でも本年1月末から「インフルエンザ・ウィルス」の感染者がほぼゼロです。この事実を日本の報道番組はもっと伝えるべきです。2月以降のインフルエンザ流行阻止は、新型コロナウィルス対策の御蔭であり、「手洗い・うがい」の徹底によるものです。その効果として、「インフルエンザによる患者数と死亡数」と新型コロナウィルスの問題とを比較し、消して現政権が小呆けた集団では無い事もアピールすべきだと思います。

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