問診だけで解決!!
受験生のメガネ合わせが多いです。
夏休みの特訓勉強の軋轢が、秋になってはっきりとして来たのでしょう。
以前のメガネで1.0に矯正していたのに、半年で0.6から0.8に落ちて来るお子さんは
多いですが、0.3位に迄悪くなった場合、
安直に度数を上げるだけでは宜しくないかも知れません。
実際、高校3年生の男子で他院で今年の春初めてメガネを作成したそうで、
当時裸眼で左右とも0.7位でメガネで1.0ずつに矯正していたそうです。
6月にクラブを引退し、夏は複数の予備校主催の夏期講習会に出ずっぱりであったそうです。
9月中旬から今のメガネでは見辛いということで、10月上旬当院来院されました。
裸眼で左右とも0.1、手持ちのメガネで0.3しか見えていませんでした。
しかし当院では同じ度数で矯正視力は0.9位でした。本人のメガネの度数で併せてです。
よくよく問診してゆくと、夏休みの最後の模試で第一志望校の判定がこれまでより下がり、
本人は痛く傷付いた模様、その後頑張るも気持の上で「空回り」していたとの訴えでした。
しかも自分より成績の悪かった同級生に席次で抜かれそうになって居り、
本人は大変なプレッシャーを感じている、と告白されました。
約20分取り止めのない話をして貰ってから、
「どう、少しはすっきりした。話したかったんやろぅ。」と尋ねますと、
「そうかも知れません。親の期待が良く分かるので、潰れそうでした。」と
本音を漏らしていました。
直後同じメガネで視力を図ると0.9見えました。
ストレス性視力障害です。
良くありますが、本人は「何が原因か分からず」に増悪している事が多いです。
かつて私も同じ症状でメガネを作り替えても進行は止められず、という経験をして居ました。
彼に、「頑張った事に誇りを持とう。卑下するな。
毎日頑張った事を褒めてから、床に就こう。しかし俺(藤原)みたいに多浪しない事。
現役でなるべく、合格する事。後悔しないように、やれるだけやろう。」と話しました。
私は地に足付いた勉強をするように伝えます。
自分の成長は必ず、意味があり、将来の挫折を回避できます。
今の学生さんも良く頑張っています。
ただ本人と周囲が過熱しすぎない事を勧めます。
本人が一番苦しんでいるのですから。問診だけで解決する事も在るのです。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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