早期決断と科学的決断
昨日は祝日でしたので、一日ずれました。本日もギリギリの診察日数の中、花粉症対策とインフルエンザ(新型ウィルス含め)対策や治療の依頼が来られています。
残念ながら当院の常連患者様の殆どが、それぞれの年度と関係なく「春の花粉症」の襲来が回避できないと腹を括って居られるので、「今更ドタバタしても、年中行事だから。藤原の診察の都合を含め、治療は既に万全を期している。」といった対応をされて居り、至って平穏です。新患の方は、行き当たりばったりで、その場限りの対処しかされて来なかった為、当院での治療方針や指導を驚きの表情を持って聞かれています。私が常々申して居ります、「plan・do・see」と「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」・「5W1H(いつ・どこで・だれが・なにをどうして・どうなったか)」等の多く経済で学ぶ基本を踏まえて科学的合理的対処の理解が出来ないのです。ですから、症状についてはあれこれ私が尋ねて居ないのに、問診表をつぶさに読んでいて「少し静かに待ってくれ。」と注意しても聞き入れず喋ります。能天気なヒト達にとっては、自分の興味在る事が最優先で、患者に生じている本人では気付かない臨床上の問題点までは医師がどれだけ警鐘を鳴らしても興味が無いのです。実際先日国営放送の情報番組で、「便潜血陽性」の健診結果が出ても多くの健診受診者が「無視している」結果を解説していました。陽性のヒト達のかなりの症例が、その後「大腸癌」に至り得るので、行政上げて「再検査推進」している事を解説していました。自分の事なのに、他人事の様に振る舞う。ここに日本人の本質を見る思いです。
当院の受診者もTV番組の対象者共に、早期決断と科学的決断を行えない事は、現代の大問題、ひいては民族的病魔を引き起こしています。不要な「医療費高騰」です。早期の決断で、後々の医療費を削減できた筈です。決断力が無い事は、他国とのダラダラ外交にも反映しています。そら寒い現状です。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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