「何とも成らない」事が去来している事を自覚できないヒト達

 今年はインフルエンザの流行以前に、メニエール病が猛威をふるって居り、毎日大変です。更に頭痛の患者様と咳・呼吸障害の患者様との混合で大変です。

 「めまい・耳鳴り・難聴」がメニエール病の三主徴です。他「突発性反復性めまい」も在ります。が、兎に角「難聴」に関しては、待った無しであり、多くの方は「1週間前から聞こえ方がおかしかった。」とヘラヘラしながら、恐らくは「大した事無いのでしょ。」といった自虐的笑いを浮かべながら来院して来られます。しかもそういうヒト達は、総じて「電話予約無し」で「直接窓口来院」されます。電話予約をされる場合、「当院に来てる場合では無いかもしれないから、兎に角近隣の耳鼻科へ直ぐ受診してくれ。大きな病院に紹介されるかもしれない。こうしている時間が惜しい。」と対処している事が殆どです。良識に欠けるヒト達は、「何とかなる」と思って居るので、「何とも成らない」事が去来している事を自覚できない様です。最終的には「自己責任」であり、「保険診療で全て治せる」という保証は在りませんから。

 昨今問題になるのは、「湿布薬やアレルギー剤は同一成分であれば、薬局で買え。」という法案が国会で通過すると言う事です。医師でも、大半は保険診療中心ですから、国家の判断に従うしかないのですが、医療費削減を急ぐあまり、重大な疾患が陰に潜んでいるかもしれない事を計算に入れずに「自己判断」を国民に植え付けるかもしれない事を回避する手法・手段までは考えが及んでいないのではないか、と思います。小泉政権下で、医薬品の薬局での購入を拡大したにも関わらず、保険診療費と医療機関への通院回数と医療費の削減には至らなかったのは、より一層受診した方が「市販薬で本当にきちんと治るのか不安だ。」、と国民の不安感を煽ってしまいより大病院への直接受診が増えてしまった傾向があるとさえ言われています。そのため「直接大病院への直接受診の場合、診療費5000円上乗せ。」になり、先ず国民は地域の診療所を受診し、その後必要時に掛り付け医が必要と判断した場合に、大病院に「紹介状」を作成して、その大半は紹介医を仲介し「紹介受診療枠」を確定されて受診する事になる仕組みに成りました。自己判断での対処は、重篤化と難治化を促しかねないと、私は危惧します。しかしこの懸念も、自由主義国家の一員としての私の見解です。

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