当院が「予約専門」に成ったのは必然

 今年も最終月に成りました。これまで以上に冬の感染症が厳しく成りそうです。本日も受験生が来院されて、本番の対策や来るべき春の花粉症の準備全般について御解説及び処方を致しました。

 入試制度が変わるので、その為の対応を良く尋ねられます。かつて受験産業に深く関わって居りましたので、当院は春先の花粉症対策を事前に行い数年越しで、スムーズに受験当日を迎えて頂く様に患者様(受験生本人)と御家族、そして私と当院職員の4人5脚で来るべき日の対策を立てて来ました。小学生の中学受験であれば小4か小5が望ましく、高校と大学受験は1年生に成る前の春に治療相談を開始し、1年生の終わりにある程度の対策の基本を立てて、2年生の終わりに確定し、受験直前に余裕の対応を行える様に工夫して来ました。これは御家族と御本人の日常生活に寄与する対策でもあります。アレルギーとしてのスギヒノキ花粉症を制する事は、受験対策の第一課題です。体調の万全を期する事が、受験当日の実力発揮の要です。同じ事が、当院での日常診療で顧客患者様に対し、実践して居ります。患者さんは「その時の、その不都合を何でもいいから、瞬時に除去さえしてくれたら良い。」だけです。極論を言えば、治療自体は医者に掛る謂れは無い訳であり、事実民間療法や一部宗教めいた行為に傾倒していたヒト達も来院される事もあります。殆どのヒト達の言い分は、「医者に掛っても良く成った例が無い。」という事実です。彼等は、「治してくれるなら、別に法律に叶わなくても構わない。むしろ治せない医者には掛りたくない。」と明言されます。問診で気の毒な過去を滔々との述べられる方々も多く、私風情が近寄る事も叶わない医療機関に行かれている事も稀では無いです。だからこそ失望の度合いも高いのでしょう。自分自身も「名医」と言われた御医者様を受診し、改善しなかった過去を沢山引き摺って生きてきましたから、患者様方の御気持ちは良く理解出来ます。であれば、最初から可能な限りの問診という検証を行う事で何とか患者様にとって少なくとも「的外れ」ではない、対処法を捻出するしかないと思っています。その一部が「春の花粉対策:受験生編」です。

 受験後、第一志望に合格された御家族と患者様御本人の来院が何よりの誇りです。自分が受験に失敗し続けたからこそ、「受験での勝利は、健康が基本。その知識を医者が如何に、先手先手で指導解説してくれるかが、競争相手との大きな差に成る。」と常に思って来ました。実際自分の主治医で近未来に今現在知っておいた方が好ましい情報や指導を行ってくれた医師は殆ど皆無でした。私は医師に成ってからも、「事前に気付いて居たんだったら、先に言ってくれよ。勿論法律上、あんたにとっては問題は無いけれど、患者にとっては失望だよ。」と思い続けて居ます。その為、意思の疎通をはかれる方には限りますが、なるべく気付いた事は早々に予防策や他科への相談の紹介を含め、時間を掛けて対処しています。当院が、「予約専門」に成ったのは、必然性ゆえです。

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