熱中症

 一週間前に梅雨明け宣言がありましたが、今もって「低気圧障害・気圧気温変動障害」関連の「自律神経障害」の方が減りません。

 最近は、「熱中症」関連の「めまい・片頭痛・眼の調節不全・悪心や嘔吐」が直接当院に依頼があり、問診中に「内科や小児科で点滴ではないか」と解説する症例が多いです。血管内脱水は、思いの外単純に生じます。当日いきなり真夏日の中、室外での作業や行事に勤しんだため、たまたま前日はさほど酷い夏日で無かった為に水分補給を積極的に行わなかった事で当日に予想以上の発汗を生じて居た為に、早急の水分補給が間に合わずに、緊急搬送に至る症例は多い筈です。麦茶のやや冷えて程度の状態で水筒やペットボトルで200cc程度を1から2時間で小分けにして飲み干す程度が必要です。倍量飲んでも問題がありません。麦茶には「カフェイン」が含まれず、一方ナトリウム(塩分)等の「ミネラル(電解質)」が十分含まれており、かつ「糖質〇」ですから、発汗や呼吸に依る「水分消失」と共に「汗や尿による電解質補充」も同時に行える、優れた飲み物です。単純な「水」のみの補充よりも、「麦茶」が好ましいでしょう。水飲みだけでは、血管内の血液の濃度が下がり(薄まる)、一層塩分(主にナトリウム)を確保して血管内の電解質濃度を保つ様にしますから、血管内の体液量が増加してしまい、「高血圧」を生じます。これは危険です。高血圧になれば、心臓に負担が掛り、ろ過に複雑な問題が生じますので腎臓への負担も掛ります。ひいては呼吸における肺臓からの二酸化炭素と酸素の交換に関して肺胞表面の水分の確保に問題が生じますし、水分の排泄量も狂って来ますから、肺障害も生じかねません。心肺腎だけでなく、結果として多臓器障害を引き出し兼ねませんから、死に至る訳です。

 単純に「耳鼻科で診て貰えばいいや。」という発想で受診の予約電話を為さる方が居られますが、日常生活の問題点も熟考してみて下さい。私は、救急医でしたから、わりと慣れて居ますが、脱水のままであれば来院時や検査時に脳梗塞等を生じ緊急入院に成り兼ねません。当院に来ている事自体が罪です。御問い合せは構いませんが、当方が「直ぐに内科に連絡を。でなければ119番へ。」と勧めているのに、「何で診てくれへのや。患者が頼んでるのに。」と独突かれるヒト達が必ず居ます。実際勧めた患者の家族から電話対応でどなり散らされましたが、その当人である患者家族が近隣の内科に徒歩で(?!!)連れて行き直後にその内科から救急搬送されかなり離れた救急病院に入院したとその家族から電話連絡が在りました。「他人の意見を先ずは、聞け。」です。この家族は当事者である高齢家族を歩かせた事で死に近付けて居た訳ですから。怖い話です。

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