「この国の未来」

現在幼稚園・保育園・小中学校の「眼科検診・耳鼻咽喉科検診」の用紙を持参される親子が急増して居ります。当院の患者様から御紹介を受けて来院される方々は、事前予約をされて居られますが、ネットで検索されて来院される患者様方には困ります。

 大半は、当院の「ホームページ」を閲覧されて居られませんので、「新患の受付時間制限・予約診療中心・既に何らかの診察を受けて居られる場合全ての治療内容を問診表に全て記載できる様に準備すると御薬手帳を持参する」といった受診前の基礎内容を把握されて居ませんので、当院としても困惑します。ただ窓口で、「こんな用紙を学校側から渡されたから、診てくれ。」ですから、ある意味自分の子供の保護者としての責任放棄と言える発言と言えます。親権の放棄とも言える様な発言も時折耳にします。例えば、「私ら分からんから、適当にこの子に良くしてやって。何をしたらいいかなんて知らない。」と先週末言いだして居りましたが、「小児科に通って居るが、手足口病が治らないからついでに診てくれ。」と言い出されまして、この事実を保育園には全く伝えず毎日通園させている事が分かりました。他の患者様に感染する状態である事も考えないヒト達は何を言っても通じません。子供さんも気の毒ですが、自分の子供の治療や診療を世間に丸投げですと、先行きがあまりに暗すぎます。その家族は当然ですが、私が嘆くのは「この国の未来」です。嘆かわしい。

 時間を避けられるだけ、対処しますが、他の顧客様に迷惑が生じ得る可能性がある場合は、受診を御断りする場合がありますので御了承下さい。少子化が進む中、「子供は社会の宝」とは言われますが、必ずしも直接関係の無い他人様にとって「迷惑の根源」に成り得る事になり、「社会損失の元」に成り下がる事にも成ります。総論賛成、各論反対ですが、常識が基本に成るので「非常識を通すと常識は脆くも崩される」のでしょうか。

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