受診のタイミング

今年は何時の間にかスギ・ヒノキ花粉症が終了してしまいました。その後の自律神経障害は続いて居りますが、受診されるタイミングで治療効果が大きく変わって居ります。

 突然の難聴は24時間以内の受診が基本になります。メマイもなるべく早く受診される事が望ましいでしょう。何故か、発症から受診迄の経過時間と上級施設への紹介受診迄のタイムラグに正の相関性がはっきりと見られます。「自分に関心のある患者さんは、四の五の言わず早々に対処される」という事です。見習いたいものです。実際、治療経過は良好である事が殆どです。何故かグズッテいるヒト達は、治療経過も思わしくない事が多く、その後あれこれ不平不満を口にされる事が多々見られますが、カルテを見せて「この様に解説し、早々の他院紹介受診を積極的に勧めましたが、アナタが自分の意思で紹介を見送った事が記載されています。また次回受診も翌日や少なくとも2日後には受診を必要とする旨、再三再四申し上げましたが、忙しくて或いは都合で無理と仰られて1週間後等にされています。その間も症状の悪化や何らかの変化がある場合、再診用紙にも記載していますし口頭でも医師の私と検査員と受付の少なくとも3人が電話連絡だけでもと促して居ましたが、一度も連絡が無いまま放置されています。」間違いないですね。」と確認しますと、

意外にもそのヒト達は「そうです。何もしてません。」と認められます。ようやく市民病院クラス以上の施設へ紹介する事になるか、受診をされなくなるかです。耳鼻科の症例は明暗が分かれます。一方眼科症例は、殆どの患者さんが私の忠告を大事に受け止められてトラブルに成られません。恐らく五感の80%が視覚に支配されているので、その障害の波及効果を解説すると様々な後日のトラブルが直ぐに予測されてその深刻さを直ぐに理解出来るので、提案を承諾されるのでしょう。この五感の内の占める%は、対応の契機に大きく響く様です。

 このため、五感に関する専門医院として対応している当院では、如何に問診の後現状を解説し対応を提示するかが重要です。感覚は障害されますと現状復帰が困難である事が殆どです。中でも聴力と味覚は厳しいと思います。味覚に関する受診時期は数カ月以上数年来放置の方が殆どです。現状復帰されて患者様は数人しか居られません。半分以上は経過観察加療中で、残り半分は治療を諦められています。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL