備えあれば憂いなし

本日は長期連休明けで、予約患者様で本来手一杯でしたが、更に新規の診察御要望が多々あり、困って居りました。

 連休中に生じた治療希望に於いては、既に当院レベルでは対処出来かねる事が多々あり、早々に総合病院への受診が望ましいです。しかし最近は病院への直接受診を回避するように国が定めて居りますので、紹介状作成の為に診察を一度でも行う必要が出て来ました。実際突発性難聴やメニエール氏病の様な疾患は一刻を争いますが、連休は受診をされませんし、重症度合いが分からない為に後日聴力消失が待っている事が殆どです。何とか致しますが、無理な事も多く、耳鼻咽喉科の救急は思いの外重大です。一方眼科は「見えない」という明確な障害が自覚されますので、思いの外休日診療所や時間外診療を受診される場合が多いです。勿論「休日が終わるまで何とかなるだろう。」という判断をされる方は多いですが、五感の7から8割を占める「視覚」の変化は捨て置けない事実ですので、患者さんの対策も素早いです。中には自己免疫障害性眼底疾患で入院にて大量のステロイド点滴と眼底造影検査を毎日行う状態の方も混在されましたが、軽症であっても基の視力視野に戻りにくいと考えられた方が良いと思います。連休中の「何となく…」は、避けるべきです。

 確かに「どうしたらいいんだ。」とよく言われますが、「何時もの自分と比較して‘どうも変だ’」と思われましたら、兎に角受診される事です。早く対処して手遅れになるより、焦って対処したが何も無かった、状態を確定する事の方が大切だと考えます。当然備えあれば憂いなしですから、日頃の掛り付け医の選択と人間ドックによる追加検査項目の充実を図るべきだと言えます。

 

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