花粉症 自己管理
本年度、かつて来院されていたのに近年通院なかったかつての顧客さんが復活している事に気付きました。一様に「今年はヨーグルトを食べても花粉症が良くならない。」と訴えて来られます。つまり「ヨーグルトを習慣的に摂取し、追加で時々市販薬で済ませて居た。」という事です。
TVでもNETでも、「乳酸菌に依る免疫強化にヨーグルトが良い」と言われて久しいですが、体質の改善を目指す上で好ましい事です。しかし元々のアレルギー体質はなかなか手ごわく、個々人の努力ではなかなか十分な対価は支払われない事が多いと考えて於くべきでしょう。実際数年来「春の花粉症」が「毎日のヨーグルト摂取」で撃退出来ていた事は好ましい事実ですが、確実な「治癒」には早々至り辛い事は自覚されるべきでした。今年は従来を遥かに凌ぐスギ花粉の飛散量が見込まれていますので、恐らく「従来の予防法では太刀打ち出来ない」事の表れでしょう。しかし現時点で早々に「薬剤治療」を追加しようと判断された事は大変明快な事です。重症化の回避と自己の対応限界を知ったという事実を体験されたからです。経験値を上げ、勝ち抜く為に様々な手段を経験体感する事は、患者としても重要ですし、今後の想定していない疾患怪我にも対応出来る判断獲得として大変良好な判断と言えます。毎回その場凌ぎでは、人類として果たしてどうでしょうか。
追加として乳酸菌等の発酵食品を体質改善として日々食事に取り入れたいと思われるのであれば、私から御提案があります。「植物由来の乳酸菌摂取」の方が、「胃酸によるダメージ」が少ないと言われています。「漬物・キムチ(程程の刺激性に留める事:食道癌・胃腸への辛味刺激による過剰刺激を回避する事です)等」が良いでしょう。当然ビタミンが豊富な「納豆」の摂取は当然です(禁忌:狭心症・心筋梗塞・脳梗塞等で抗血栓療法中の方は、主治医と御相談下さい。)。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。