本質の改善

連休明けの本日、例年と同じく春の花粉症に関する治療と相談が朝から来られています。一方「インフルエンザが治らない」という依頼も多いです。

 花粉症に関する診察は例年同様、淡々と問診を最重要視しつつ直近3年間の状況の詳細を中心に行う事から始めます。この冬は「暖冬」と言われて居ましたが、はたして如何でしょうか。急な気温上昇後の気温急転落があればむしろ「気圧変動性障害(実質は自律神経障害)」の方が主となると予想しています。昨年は一年中この気圧変動障害の患者様方が急増していました。純然たる「スギ・ヒノキのアレルギー」に様々なアレルギー症状の合併が多く、「くしゃみ・鼻水・鼻詰りと目の痒みや腫れ」だけでは説明が不足である症例が殆どです。トータルで治療する事が望ましく、一部のヒト達は、「自分が一番困っている症状のみ治療してくれ、その他は要らない。」と主張される事も今もって多いですが、以前私はそういったヒト達にもまともに対応して来ました「トータルで治療しないと意味が無い。自分の関心事を優先的に治療するが、それは‘小手先’だけで、根本対応では無い。・・・・」と時間を掛けてそういったヒト達に丁寧な解説をしてきましたが、人として根本に問題を抱えている人種には理解出来ませんから、最近は自分が疲れるだけで慈善事業に成り下がりますから考えを変更しているところです。ヒトの希望に従い、一言「本質の改善には至りませんよ。」と言明した上で、希望水準の治療を保険診療内で行う様にしています。実際一部のヒト達は、後日「以前先生が説明されていた内容が大変気になり、今からでも遅くなければ治療をして頂きたいです。どうもすっきりしない、はっきりしないままで、ずっと気になっていたのです。」と再診を依頼して来られる‘患者さん’も増えて居ます。手間がかかりますが、今後の体調改善を目指される患者様方は、前述のヒト達から診察を自己中断してから後、熟考されて再度診療を希望されて質の充実を希望される事で大幅に充実した体調を手に入れられる事が期待できる事を自覚されていますし、増加して居ります。まさに景気が減退している状況では、自己への関心が深まり内向的対策に関心が向く傾向にあり、当院ではまさに実現している状況です。

 インフルエンザの治療中の合併症に関しては、受診し診断を受けた医院に御相談下さい。当院の正式ホームページでは「当院は発熱外来は受け付けて居りません。」という文言を確認して欲しいものです。治癒していない状態で来院されると感染して居られない顧客様方に感染源になりますので、大変迷惑です。自分の都合は、当方では完治し難いです。既に診断が付き、同時に治療を施された訳ですから、初期の状況は不明ですので、当方では完治し難いです。「良くならないからそちら(当院)で診て貰いたい。何で駄目なんだ。」という言い分ですが、当方としては、「あなたは感染源ですよ。当院の患者様と職員及び私に迷惑を掛けるとは思わないのですか、常識を疑います。そもそも改善が見込めないならば、担当医に再度確認するのが常識でしょう。」という事が根本理由です。ドクター・ショッピングをするヒトに限り、ネットであれこれ調べて自己判断されますが、社会常識に掛けるとまでは配慮出来ないのも事実です。自己中心的なヒトが大半です。そもそも当院の正式ホームページを閲覧してから尋ねて来るべきであり、そうしたらこの様な議論は皆無と成るはずである。困ったモノです。

 

 

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