日本救命救急医学会総会にて

先月中旬に日本救命救急医学会総会に出席しましたが、開催当日横浜でしたので日産本社前でのひと騒動に遭遇しました。ゴーンさん逮捕と重なったのでした。

 参加されていた先生方は、関係なく行動されて居ましたが、報道関係者の一部が市民インタビューとして学会会場であるパシフィコ横浜の近隣まで来ていた様です。知り合いの方々が、「今回の逮捕劇はどう思われますか、と聞かれても正直何とも言い難いと返答するしかないものな。」と正直に御返答されていた様です。一方各報道メディアから本来の学会取材陣も訪れて居り、そういった方からは特段変化は見られませんでした。ただ一部の先生方からは、「フランスは中国とも手を繋いでおり、利益になれば中国本土で車作りを活発化したいから、使えるものは何でも使うだろう。そうすれば知的内容を中国へ提示しないといけないから、日産の電池技術や電気自動車技術を人身御供にしてルノー=フランス自国の情報は出さない方針で臨むはずだ。今や逆転した業績で、日産と日本政府、更にはアメリカが黙っている筈は無い。マクロン大統領も足元で火の手が上がっちまったもんだ。」という意見が上がっていました。影に中国、アメリカが見えているのは、織り込み済みですが、多くのフランス人は中国を交わし切れると思っているのかです。EUとのFTAが実現するのに旗振り役は、事実上フランスしか居らず、ドイツのメルケルも失墜したので果たして上手く行くのでしょうか。むしろEU脱退後のイギリスとの関係強化でフランスを牽制する事が手っ取り早い、といった意見も出そうです。

 医療機械の展示ブースも海外からの出展会社は、何ら問題が無いといった態度でしたが、GEのブースは昨年と比べて明らかに縮小しており、かつシーメンスも若干狭くなりかつ展示物が少ない様に感じました。フランスからの展示は見当たらなかったですが、カール・ツァイスは、「工学系は中国に良い所を持って行かれ、部品提供会社に成り下がってしまった。」と言われて居ました。はてさて日本の今後はどうなるのでしょうか。

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