予防接種

既に3週間経過していますが、先月からインフルエンザA型の症例が散見されている様です。当院では未だ発見できて居りません。

 今年は7月末から「発熱を伴わない、咳症状の悪化」で来院される患者様方は殆ど「RSウィルス」でした。治療は対症療法のみでしたが、これまで「晩秋から冬場の風物詩」的な受け捉えられ方をしていたため、大変異常な状況と考えられてきました。同じく台風前後の「インフルエンザ・ウィルス」についても、湿度・気温・気圧を鑑みても条件が不適応ではないかと、考えられがちでした。しかし昨今の外国からの旅行客数の増加を考えますと、南半球からの旅行者が増えておりますので、今南半球は「冬」ですから、感染者が飛行機で乗り込んできたという経路は十分考えられます。人の移動は、感染源の移動を意味します。今後従来の日本の常識はどんどん覆させられると予想します。毎年インフルエンザの予防接種をされている方々に於かれましては、接種を受けて居られる掛り付け医に相談し、「接種の希望届」を行い、「接種の予約確定」を取り付けられるのが、賢明かと思われます。

 今後は、「○○の風物詩」等といったのどかな表現はなりを潜めてしまうかも知れません。「四季の国、日本」の崩壊は、温暖化だけでは無く、「人物の移動」により急速に加速されるかも知れません。我々には、「予防接種と早期医療機関への受診」と「手洗い・ウガイの敢行」程度が関の山でしょうか。行わない事は、罪でしょう。

 

 

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