嚥下力低下に薬用のゼリー

ようやく秋めいてき出したと思っていましたら、気候はそうは問屋が卸してくれない様です。気温の乱高下が続く様です。

 秋の花粉症がある患者様方は、既に9月の体育祭後の振り替え休日の再診を予約されております。例年体育祭後の体調不良は不可避であり、先ず予約を取り当日に備えるという日々の対策が浸透しつつあります。アレルギー体質の学童学生さん方は、明らかなアレルギー症状を投薬等で事前対応出来て居ても、その他多数の不定愁訴つまり「身体がだるい・消化器が重苦しい・気持ちが落ち込む・はっきりとは痒くないが痒くなりそう・何となく頭が重い・何となく咳が出そう・何となく皮膚がはれる感じがする・聞こえに違和感を感じる等」を感じ取り代休明けに休んだり受診したりしたくないと切っ掛けで予約される事が多いです。同じく秋の遠足や課外授業での同様の不調は、更に明快です。同級生との宿泊がストレスになり、帰宅後数日から数週間体調不良に見舞われる事も多い様です。こういう状態は、まさに「不定愁訴」であり、西洋薬では対処出来ません。対象となる子供さんとの相談で決めますが、子供容量での漢方処方も増えて居ります。小児科や内科でも問診を丁寧に取られると、典型的症状・主訴が判明する事も多々ありますが、採血等で明らかな異常数値や検証結果が出ませんので敢えて保護者に解説が出来ない漢方を回避する先生方は多いと推測されます。当方もある程度の種類を使うだけですが、思いの外良い結果を出してくれるのも漢方です。しかも味は厳しい事が多く、ここで保護者の皆さんの子供さんへの対応がポイントになります。1歳以上であれば蜂蜜を使う事である程度誤魔化しが効きます。駄目なようなら最近は「薬用のゼリー」を使用する事で、小児の「内服概念」事態の変革に寄与していると思います。これは凄い、です。

 同じく「嚥下力低下」を来している高齢者にも「薬用ゼリー系」は著効します。ただ「値段が・・・」と言われますと、医療側も困ってしまいます。元気事態の低下が不定愁訴の原因ですから、早く内服が出来るとそれだけ不定愁訴に打ち勝てて、内服を切り上げる事が見込める筈です。そうなれば自己負担も減ると考えるべきではないでしょうか。「薬は飲まなきゃ効き様が無い」のですから。

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