治癒

とうとう御盆休診まで4日に迫りましたが、毎年この時期は年末年始とゴールデンウィーク時と同様に、「何とかしてくれ・・・」依頼が増えます。どうして世間で言う連休前に初診患者が増えるのでしょうか。かつ発症時期が当日や数日前では無く、「数ヶ月前から自覚して」は日常茶飯で、「数年気にはしていたが、放置していて・・・」という慢性状態の症例が増えるのは連休毎の事であり、どうして日常の平穏無事な時に受診しないのかとそのヒト質の常識を疑います。

 思い付きは構いませんが、予約診療を貫く当院では、予約無しでの来院は当院での診察シュミレーションを乱されるので大変困ります。前日にどの様な流れでそれぞれの検査内容や治療方法が異なる患者様の可能な限りスムーズな振り分けを職員全員で検討し、準備して居ます。そのため予約枠を「無断で来院しない輩」は一度でもしようものなら、次回から「診察予約不可」とし、複数回(連続しなくても)あると「診療拒否」を致します。そもそも「良くなったから行かなかった」という声が多いですが、「治癒宣言」はして居らす、患者さんに私が必ず申しております「症状改善が、治癒では無い。」事を無視した行為であり、そういったヒト達は同じ事を過去に繰り返しており、今後も改善する傾向にはありません。実際、治癒して居ない場合、後日より悪化したり有効な治療手段が徐々に無くなっていったりする事は想像に難くなく、日本における「治療抵抗性・・・」といった難治性疾患への変貌を患者自ら加担して居る事が極めて多い事で、無駄な医療費の増加を招いて居る事も想像出来ないでいるのでしょう。これも様々な社会現象から推察出来る事です。「自分だけは大丈夫・自分に限って在り得ない」という根拠の無い自信が後押ししているのでしょう。私自身、「何故俺が、こんな事になってしまったのか。」という事の連続でしたから、「自分には起こり得るかも知れない。」と常日頃気に掛けて生きて居ます。事実色々手を尽くしてもそろそろ幾つかの臓器の機能障害が顕著化する手前である事も判明して来ました。主治医の指示通り20年以上薬剤・生活管理・通院を継続して来ましたが、人体の機能には如何ともし難い限界があるのです。自分が身を以って知りますので、この現実を自分と関係をもった患者さんにある程度伝え、「この様にならない工夫をしましょう。」と毎回説明指導をしていますが、分からないヒト達は大勢います。私も朽ちて行く身体と精神に鞭打ち日々の診療に向き合っていますが、その中で「何を言ってやがる」的な輩が混じりますとそのモチベーションは大きく下がります。この様な輩に無駄な時間を分け与える謂れは在りません。むしろ自助努力をされている好ましい患者様方に時間と情熱を割きたいと考えるのは、人として当然の道理だと考えます。

 「戦後80年一度も戦争を体験しなかった事は理由がどうあれ、喜ばしい事だ。」と様々な政治家・学者・評論家が度々TVやラジオ、新聞や雑誌で言われていますが、戦争が無い事と共に戦後日本が体験しなかった体たらくへの転落について「喜ばしくない事だ」と嘆く人達は表立ってはあまり居ません。「古き良き日本の・・・」と言うと「懐古趣味・復古趣味」、果ては「軍国主義者の言う事」とか「旧右翼主義者の言う事」だとか表される事がありますが、私のこの体では言わざるを得ません。他人の顔色を伺うばかり、謂わば「空気を読む」風潮は広まったにも拘らず、人の都合や人が何故そこまで拘るかといった「主義主張」については、土足で人の心だけでなく所有地にまで平気で踏み込んでくる低俗の多い事か。「自由の吐き違え・拡大解釈、平等の解釈の間違い、権利と義務の吐き違え」といった義務教育で全国民が習得している筈の基本原則を理解出来ないヒト達が何と多い事か。このヒト達の暴走が現在の日本をしっかりきっちり浸食して居る事がそもそも嘆かわしいと私は思います。オリンピッを前に、「おもてなし日本」とか誇らしげに口にするヒト達が多いですが、戦後平和ボケしてしまった日本の倫理観が狂ってしまい、「あなたが、‘おもてなしの国、日本’などとどの口が恥ずかしげも無く言うのか。」と感じられている方々も多いと思います。こういった状況を反映して久しいヒト達の無理強いの酷い今日この頃でした。

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