用意周到
連休明けの診察は、毎回悲喜交々です。治療効果が顕著に出ている方は、そのまま治癒に直ぐ至りますが、一方効果不十分や違った疾患や症状を合併したりしますと意気消沈となります。
例年になく、耳鼻咽喉科の新患が多く春と梅雨時の花粉症が終了しても「鼻・眼」以外の障害が絶えません。これまでは複数の施設を受診しても改善が無く、仕方なく当院を受診される患者さんが殆どでしたが、昨年頃から最初に当院に受診される患者さんが増えて居ります。一部の患者様方のSNSで、「診察は事前予約をするべき。他院での治療内容は御薬手帳と採血データを必ず持参する事。受診目的の症状の経過歴を兎に角詳しく問診表に記載するのは、当たり前。過去の病気内容や血縁の疾患が分かればなるべく細かく問診表に書く。」と広まっている様です。新患患者様方の間で、先の内容を既に揃えて居られるので、当日朝或いは前日夜発症して朝の内に受診したかったが開院まで連絡が取れなかったため直接受診依頼をされる患者様が問診表とそれ以外をきっちり揃えて居られるので、予約枠を何とか作らないといけない方が増えて居ります。当日「診てくれ」と突如来院されるヒト達はネット検索でヒットしただけで、「予約」だの「大変細かい」だのは全く知らない様です。そのため「どれだけ時間が掛る」とか「○○時までに診察を終えろ」等と、当院が一番毛嫌いする「自分の都合」を押しつけて来ますので、「予約の方がじっと我慢されていますので、当院はあなたには合わない。余所を探せ。」と受付での会話を切り上げます。用意周到に準備されている方は、断る事が出来ませんので、なるべく診察する様にはして居りますが、それでも困難な事も在る事は御了承下さい。
先の勝手人間が、「ここは患者を贔屓(ひいき)するのか。」と喚く事がありますが、「贔屓(ひいき)は御座います。」。むしろ差別化と考えて下さい。当院が目指す処と患者様方の目指したい処が一致しなければ完治は困難です。方向性がブレるヒトとは時間の無駄ですから、分かりあう事に時間を費やしてる暇がありません。むしろその時間を顧客様方に振り替えればより高い精度で治療が出来ると思うからです。実際「自由主義経済」では「平等」はありません。行政であっても「出来得る限り不平等感が無い様な、配慮。」が前提なだけです。私立機関での平等が本当に在るとしたら、「矛盾」が生じている筈です。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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