気圧障害
7月に入りましたが、気圧障害の影響は続いて居ります。「頭痛・めまい・耳鳴り・咳」と「全身倦怠・四肢関節痛・うつ状態」を合併、或いは混合した状態が続いて居ります。
例年当院はこの様な患者様が多数受診されてきましたが、今年は大変目立ちます。しかも自己判断での転院例が大変増えて居り、通院先の処方や診断を超えての治療依頼が目立ちます。どの医療機関の診断も治療も正解ですが、アプローチが御本人に合わなかっただけでしょう。問診を慎重に行う事で手掛かりは見つかる事が多く、そこでその患者様へのアプローチを工夫しているだけです。しかも当院は、「保険診療」に拘りますので、非合法である「保険診療と同日に自費診療を行う」、混合診療(日本では歯科のみ認められています)を絶対致しません。治療内容は、保険診療の許可の範囲のみで行って居りますが、工夫の仕方が違ってくるのでしょう。同じ投薬内容でも、それぞれの薬剤の「容量」が違っていたり、投与回数が違っていたりする事が決め手である事は多いです。また漢方は工夫次第で治療効果が一患者さんでも時と場合で大きく変わる事があります。その西洋薬と漢方の足し算で工夫する事が大切でしょう。ちなみに「西洋薬(通常の薬剤)」と「漢方」を併用しましても、根本的には「掛け算」にはならず「足し算」に止まる事が殆どなので、処方の計算が安定化していると言えます。「掛け算」効果を期待する事も在りますが、大変稀ですし、良いとこ取りを企むとしっぺ返しが待っていると考えた方が良いでしょう。漁夫の利は、狙わない事です。
一部の患者様は当院での解決策が見つからず、大学病院や総合病院へ御紹介する事が多々ありますし、先に内科・婦人科・心療内科への受診を促すための紹介状を作成する事も多いです。この夏は、紹介状作成が増えそうな予感がします。
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