アレルギー治療

 来週からゴールデンウィークに突入しますが、例年以上に今以て「ヒノキ花粉症」の「何とかしてくれ」患者の依頼が後を絶ちません。しかも「来週中に完治してくれ」という無理難題を言って来るヒト達が増えています。

 一部に景気が上向いているという報道がありますが、その通りのヒト達も居られるのでしょう。連休中ずっと海外に旅行に行くだとか、国内の数カ所のリゾート施設を楽しむ予定であるといった患者さんが増えています。海外に行かれる場合は、「スギヒノキ」花粉症は回避できるので、現在の国内事情だけ確実に対応すれば、連休後帰国時には「スギ科花粉症」は集結して居りますので、アレルギー治療としては「転地療養」になり大変合理的治療法と考えます。そういった方々からの御依頼は、「最小限の治療で済みます。が、例年2から3月には予防治療を今後勧めます。」と重症化を回避する様に勧めています。しかし国内の旅行をされる場合は、飛散量がどうなるかは、旅行先の天気状況に左右されますので、厳し目に処方する様に努めています。しかし「ゴールデウィークに旅行に行くから、それまでに花粉症を治せ」とは、客観性の欠片も無い発言です。何時もと同じですが、私の根本発言は、「だったら悪化するまで放置するな。しかも保険診療内での対応で無理強いするなど普通の大人の言い分では無い。やれるところまではやりますが、あなたの希望通りには行くとは思うな。自分勝手にも程がある。」です。大半は、「仰る通りです。」という返答です。それが本心からか、この場を凌ぐための口先だけかはこの際どうでもいい事です。私の医師としての職務上、患者への「たしなめ」ですから。しかし本日も言われましたが、「医者風情が何をぬかす。お前はそんなに偉いのか。」とのたまうヒト達も稀に居られます。このヒト達には「科学的客観性」の欠如が明白ですので、下手に診察してしまいますと後々揉めるのと、当方が診察してしまった場合全力投球してしまいますので「味をしめて」しまう可能性もありますから、受付で丁寧に御断りをしています。「当院で御自身の御要望を十分叶える能力を持ち合わせていない可能性があります。あなたにとって不利益を招く可能性があると私は判断しましたので、早々に他施設への受診を勧めます。なお当院では御紹介は困難ですので、総合病院にお尋ね下さい。」と窓口で退散して頂いて居ります。他のギッチリ詰った予約の患者様への対応や電話問い合わせに支障を既に来しておりますから、直ぐ出て行って欲しいのです。それでもグチャグチャ言っているヒト達が稀に居りますので、先週警察にきて貰い身柄を確保して頂きました。そういうヒト達は、「風評被害を恐れる医者がまさか警察沙汰にするはずが無い。後々の誹謗中傷には歯止めが効かなくなるからだ。威勢が良い事を言っていても自分達に屈して診察するしかないのだ。」と高をくくっているのです。私は元々三次救急勤務医でしたから、この様な「輩対策」は体に染みついて居ます。合法非合法の境目への対応について弁護士と協力しても居ますので、彼等の考えはある程度読めます。そのヒト達も警察が数人来て「事情を聞かせて貰いましょう。」と合いわれて初めて、「マジか・・・」とつぶやいて居ました。私が「被害届のひな型は在りますので、警察の形式では無いでしょうが御渡ししましょうか。」と提示しますと、警察は用意していた書類を受理して、彼等を連行して行きました。首謀者は「まさか・・・」という恐怖の表情でした。

 当院の患者様方はその状況を診ていて、大変喜んで居られました。なかでも慢性鼻炎で通院中の小学生が、その連中に対し「バイバーイ」と手を振って連行を見送った時に、待合室で小さな拍手が起きました。居合わせた患者様方は皆さん、微笑を浮かべて居られました。その後診察中に一切その事象に触れる事無く診療が淡々と進んでゆきまして、殆どの方から「先生も頑張って下さい。連休後また来ます。」と仰られて帰られました。私からも、「○○様も、頑張る事無く花粉症が終息するまで付き合って下さいね。」と御見送り致しました。とうとうこの様な施設になっております。連休明けが楽しみの様な怖い様な、です。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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