舌下免疫療法
現在ヒノキ科の花粉症と対決して居ります。スギ花粉症よりも患者数は減りましたが、個々人の症状は昨年同様厳しいです。
「くしゃみ・鼻水・鼻詰り」のそれぞれの症状がスギ花粉症よりも重度です。しかし治療内容は全く同じですので、スギ科花粉症としてスギ花粉症の継続・延長上として加療して居ります。3月下旬から主たるアレルゲンが変わりましたが、ゴールデウィーク開けまでは治療継続が必要です。更にアレルギー科の随伴症状として「アトピー性皮膚炎・喘息や気管支炎・めまい耳鳴りや吐き気・蕁麻疹」等が生じていることも多いです。更に毎年の傾向ですが、スギ花粉症が無くなるこの時期になると相談依頼が増えているのが、「スギ花粉症への舌下免疫療法」です。一応今月中旬頃から開始できますが、やはり「毎月受診を約5年継続する事が前提」であり「治療施行例に対して、全例スギ花粉症が消失する事はありえず、かつ多少の継続治療は半数以上が必要になるであろうと予測されている。」事実を解説して居ります。この点を踏まえて御相談下さい。
そして3月末までに今年も就職や進学において他府県へ移動される学生さんや新社会人からの「紹介状依頼」が多数ありました。その多くは、「色々な医院病院を受診したが思う様には症状が改善せず、他施設からの紹介や自分で調べて藤原の医院に辿りついた。試行錯誤の末にようやく自分に合う治療法を見つけ出したので、移動に伴い気楽に予約診療が出来なくなる。その為移動先の医療施設にここでの治療内容をそのまま行ってくれるように、同じ処方を行ってくれるように紹介状を作って欲しい。」という要望です。移動先の担当医の機嫌を損ねる事が在り得る事は事前に患者様御本人に御伝えしますが、「そういう医療施設との付き合いは致しません。その為にも紹介状を先ず御願します。」と希望されます。事実在る施設に紹介状を持参されたのですが、数回は患者様の希望通りにされましたがその後急に、「うちの医院の治療を試して下さい。」と言われかつて無効であったので行っていなかった治療薬を処方され案の定全く効かず症状の増悪を数日で来したということで、急遽新幹線で追加の紹介状と当日分の処方箋(3か月分)の発行の為に予約受診された患者さんが居られました。他にも追加の紹介状を希望される患者さんや多くは3カ月毎に来院される患者様も多数居られます。医者のプライドも分かりますが、その状況に達するまでの患者様と担当医師の苦悩苦闘を組む事が無い医師はそのプライド等無意味です。私も苦労して現在の治療内容に辿りつきました。「通常と非常時、悪化した際」の3種類処方箋を頂いて居ります。自分が患者であるから分かります。「先ずどうなっているのか、何が問題か。だから当初どうする事でどの様に出来るのか。その後中期的にどの様に対応するのか。どれ位先に長期的対応の方向性がつくのか。」といった見込みを私は患者様と保護者に必ず御説明しています。それ故、「予定通り行かなければ、取り敢えず電話で御相談下さい。診療時間中は、院長である私が直接御話致します。」と患者様方に診療終りに毎回申しております。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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