対面してこそ築ける関係性
新年も当初から「インフルエンザが良くならない。」という主訴で来院される患者様が多いです。内科・小児科・耳鼻咽喉科受診したが、改善しないという依頼です。
多くの患者様はかなり性急で、「一日で良くならないのは、変だ。間違っている。」といった理由で来院されています。症状にもよりますが、早期発見であっても3から5日は全身倦怠は抜け切りません。特に受験生はこの時期気が気ではない事は当方も十分に理解出来ますが、「冬期講習会で来れなかった。」という理由であれば、初動の遅れが絡みますから、一日で良くなるといったマジックは期待されない事です。受験も一日ではどうにもならない訳で、その点を理解出来ない受験生は本番での戦いでも何ともならないと考えられます。自分の都合で対処できる事象は対して多くはありません。普段から様々な想定の下で最悪の事態を回避する事を準備している人達にのみ、好ましい結果が期待し得るのであり、普段全く準備する事自体気にもかけていないヒト達に好結果が舞い降りる事は単なる偶然です。問題の方々でも「翌日から良くなった。」と仰られる方々は、普段から様々な対策を講じて居られたにも拘わらず、インフルエンザにかかってしまった不幸な努力家ですから、御本人と周囲の方々含めての環境改善の指導と免疫系改善のみを行うだけで直ぐに良くなります。普段何もせず、適当かつ思い付きで生活をされている方々は、指導する事の範囲が大きすぎて対処しきれません。一応基本事象は行いますが十分に有効かは、保証しかねます。と言いますのも、他院での処方が既に「王道」であるからです。それ以上に「早く何とかしろ」と言われましても、限界はあります。一事が万事、人任せです。この様な方は、丁寧に説明しても、改善しますと再診予約を無視しますし、完治を確認出来ません。今後も厳しく対応して行こうと思います。
最近飲食業会で話題の、「連絡なしに予約に来ない」客が増えている様ですが、一般業界も目立ちます。当院での統計でも、年齢性別問わず、「自己中心主義的で、かつスマートフォンを診察中も手放さない」という傾向が見えます。これらのヒトは、何でもかんでもスマートフォンで簡単に解決出来る事に慣れており、アナログな人と人とが対面で関係性を繋ぐ事が他人事のように感じるのでしょう。今もって対面での対処が、重大事項での基本である社会で跳ね付けられる種族でしか無い事を理解出来ないのでしょう。やはり「予約診療」中心で対応するしか無いようです。今年もSNS等で「つながっていたい」と人との関係性を希望するにも拘らず、面と向かっての人付き合いは出来ない患者様の受け入れは、当院では御遠慮願う事になるでしょう。私がそもそも今以て真空管アンプで音楽を聞いて居る様な人種ですから。仕方ありません。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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