菌・ウィルスを「持ち込まない」事が最善の予防策

今年は「発熱・咳」での来院が急増しています。しかも年齢関係なく、既に一回はインフルエンザ予防接種を受けた方が目立ちます。

 恐らくはインフルエンザ発症では無いですが、一方風邪症候群としては気温が下がり出し、かつ乾燥が著しい事による症状増悪が主体と推測します。「手洗い・うがい」と共に、「帰宅後直ぐの洗顔」も御勧めします。兎に角自宅に「菌・ウィルス」の類を可能な限り「持ち込まない」事が最善の予防策です。原始的ですが、基本ですので、励行される様に御願します。それと「うがい」について尋ねられる事として、「イソジン・ガーグル系のヨウ素製剤の嗽薬が良いのか。」です。意外と「ヨウ素アレルギー」の方が居られます。そのため当院では、「先ずは、ぬるま湯でゆっくり嗽をして下さい。可能ならば、濃い目で高温で作った‘緑茶’を少し温めて、嗽薬として同じ様に嗽されると良いでしょう。」と勧めています。やはり緑茶カテキンの実力は大変で、当院が移動後5年に成りますが、この方法を「毎年風邪をひいてしまう。」と訴えていた患者さんの半数以上が、「最近冬場でも風邪をひかなくなった。」と仰っています。この方々は、春先にスギ・ヒノキ花粉症を発症される患者さん方で、春の花粉症の治療が一番大事であるのに、「季節の前に風邪引きで体力を削りたくない」という切実な思いで居られた方々でした。実際、ペットボトルの飲料茶の残りを利用されるとお手軽ですから、大変手間要らずです。嗽後の緑茶は飲み込んでも問題ありません。胃酸は強酸ですから、ウィルス・細菌共に死滅します。口腔から扁桃腺、声帯から気管支への異物侵入の入口、口腔から扁桃腺付近だけでも対策を講じる事が肝心です。たしかに満員電車で横の乗客が酷い咳をすれば、数十分後ウィルスは扁桃腺表面から侵入してしまい、予防に成らない事は事実です。しかし日常に於いて、日々カテキンによる予防策を講じておく事は、免疫活性の観点から好ましいですし、当然「日々緑茶を数杯飲んでいる」という喫茶の習慣はさらに好ましいと言えます。

 「ガン対策にコーヒーを一日3杯以上」とか「花粉症対策に○○ヨーグルトを毎日食する事」とかありますが、各学会の報告は正しいです。しかし当方は「冬場の風邪対策」に関しての推進策ですし、日々の免疫活性に「緑茶カテキン」は大変優れているという常識からの提案です。「夏風邪」対策に成る事は当然です。

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