時代に即した学校行事に期待する

意外と本年のキク科の花粉症が多いようです。今年は一部の患者さんは御盆休み前から来院されています。同じく御盆休暇開けより、対策希望で来院されている方も増えております。

 さらに、昨年までの経験から「秋の体育祭」や「遠足・野外研修」でトラブルになった学生や学童を抱えて居られる御家族の事前相談が増えております。大半が「ホコリ・アレルギー」の発症です。学校行事により学生学童と御家族保護者が全員振り回される事への対応を考えて御来院されています。中には御子さんが「体育祭や遠足に行きたくない。」と訴える事もあり、学校行事自体への不参加を希望される患者様御一行も多くなっております。御家族の言い分としては、「薬を揃えて学校行事に対処しようとしても、担任と保健の担当者が消極的である。中には‘無理して参加しなくても良い’と直前に言い出す学校もある。それまでは学年主任クラスの教師が、‘子供は集団行動の下、肉体と精神の発育が期待できる。積極的に学校行事に参加する事は様々な意味で有意義である。’と各学生学童とその家族の事情を考慮せず、社会一般論を振りかざされていた様で、急に保護者からの意見で方向転換されて、‘学校は無理強いをしません’といった日和見主義に走られるのが、先ず保護者が嫌であり、翻弄される事に子供達も敏感に感じ取っているので、不快である。」という事です。学校側の文部科学省の通達と厚生労働省からの意見では相反する事もあるので、対応も厳しくなる大人の事情や御役所事情もあるとは推察されます。が、子供に何となく、「大人はコロコロ言い分を変える。それも自分達の事を中心に考慮しての事では無く、大人の都合にあわされての事だ。」と気付かれての事です。

 組み体操の危険性に関する意見も色々在りますが、柔軟な対応と日和見対応とは極端な差があります。保護者を交えての学年毎での行事内容の決定が本来望ましいと思います。事実私は学校行事が詰らなかったのと、無理をして参加していたので全く記憶がありません。何かした事は覚えて居りますが、自分にとって有益であったかと問われますと、翌日疲れて大抵は熱を出して内科小児科で点滴を受けて居りましたので、子供心に、「いい迷惑だ。」と思って居りました。実際喘息にみまわれたり、乗り物酔いで辛かったり、運動で怪我をしたりすると楽しいはずの学校行事が・・・です。時代は私達の頃と大きく変わりました。現場の教師の方々も時代に即して柔軟に対応される事を望みます。なお既に代休の予約が詰り出しておりますので、事前の問い合わせを電話で御願致します。

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