親の都合で子供を可愛がったり邪険に扱ったり・・・。

とうとう夏休みも最後です。小中学生の診察がピークです。しかし当院の常連さんはこの時期は来られません。既に先週までに来院されたか、来月第二週前後の再診にされています。

 今年は小児のクーラー病やめまい・耳鳴りが増えて居りました。気圧変動による自律神経障害ですが、15歳以下の症例は気を付けて対応しています。患者さん個々人の体質・気質・体力に個人差が大きいためで、一律に同じ体重換算で対応する事が困難です。やせ形の症例は全体的にやや容量を減らし、かつ整腸剤を増やします。身長より体重が目立つ症例は体重換算より増やしますし、むしろ便秘対策を充実させます。当然逆であったり、当たらなかったりする事もままあり、小児対応は日々勉強になります。眼科も耳鼻科もアレルギー科も小児は保護者の人となりがまともであればなるべく受診を断りません。しかし「半年前から耳が痛いと言っていたが、放置。三日前に耳掃除をしていていきなり出血し、直後から難聴になった。診てくれ。」と土曜日の午後1時15分過ぎに夫婦と患者である小児を電話予約も無くいきなり遣ってくる一家がありました。窓口で、「当院では外科的処置は出来ないし、入院施設も無い。診察すると責任が生じるので、時間外に連絡し必ず、専門医に対応して貰ってくれ。ましてや2日前には、つまり金曜日午前中に最低限耳鼻科受診をしなかったのか。親の都合で子供に迷惑を掛けるのは、大問題。しかも再診や治癒までの治療通院が危ぶまれる。そもそも当院での初診受付は本日予約で満杯、かつ初診受付時間を過ぎているので無理。」と断りました。母親はおそらく「自分の可愛い子供を何故放置し続けたか。」という批判に対し考える所があったのでしょう、うつむいて居りました。が、父親は某大人数で踊り謳うグループのボーカルが掛けている様な幅の狭い真っ黒なミラーレンズのサングラスを掛けており腕組みをして、「何で診んのや。患者様が来てんのに失礼やろ。」と一言がありました。取って返す刀で、「あなたの御子さんが可愛いのは分かりますが、厳しい症状を数カ月、極端なトラブルに見まわれても2・3日放置している。あなたは親として恥ずかしくない。精密な診断はここでは無理、上部機関へ依頼するしかないし、今日は土曜日。当院での内容を超えているから、連絡を自分で着けて下さい。この時間が無駄です。見て下さい、今いる(10人ほど)患者さんの診察を妨げているのが分かりませんか。利己的ですね。」と私が申しますと、「偉そうに。」と吐き捨てるように一言言い、出て行きました。紹介状を書くのも良いですが、職員が説明したように時間外診療の耳鼻科担当に連絡を付けるしか方法は無いでしょう。その後、後送病院(大学病院や総合病院が、休日祝日の受け入れ担当をしています)へ送られて精査されます、当院で在る程度の診察処置しその後その子をこの保護者であれば放置してしまうおそれもありますので、長年の勘で促しました。

 子供を持つ親のレベルが大変低い事があり、「この子を何とかして下さい。」と時代劇の一シーンの様な光景を時折体験します。こういう親は自分の都合で子供を可愛がったり邪険に扱ったりとまるで畜生扱いをします自己の気持ちや考えを制御出来ないままでたまたま結婚し、子供をもうける(順序が逆である事もあるでしょう)。自分の子孫を自己管理できないで自己の権利を御都合主義で振りかざす大人こそ、輩と言われても致し方ないというものです。いくら私が医師であっても家庭事情に関しては踏み込めませんし、他人の家庭事情に対して医師は口を挟む権限は在りません。しかし大人の事情で振り回される子供は身も心も遣り場は無いはずです。日本ははたして先進国なのでしょうか。

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