季節特有の疾患は早目の受診を

現在も夏場の異常気象に翻弄されています。高気圧が続くと「自律神経失調」の改善は確実ですが、最近は熱帯夜による睡眠障害と循環体液のアンバランスから生じる自律神経障害状態が見られています。

 先週から下火なって居りました「めまい・耳鳴り・咳・蕁麻疹」等が、全く新患やこれまで良好であったアレルギー障害のある顧客様に生じ出しております。同じく小児の「寝汗」の急激な悪化による「オムツかぶれ・湿疹や皮膚潰瘍」が急増しております。昨年も通年性の問題でしたが、本年は更に深刻化した状態です。殆どの患者さんが「内科・小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科」受診後の来院ですので、当院でもほぼ同様の治療法を想定しますから、患者さん方が希望される様な「画期的な治療法」は持ち合わせては居りません。過大な期待は抱かないで頂く様に、最初に申しております。ただ患者さんの問診や治療状況を最初から丁寧に検証して参りますと意外と道が開ける事も多いようです。最初に症状から疾患を決め付けますと、実際は2つ以上の別々の疾患の同時発症であった事も在ります。そうなると話は早く、各個撃破するだけです。患者さん側の気にもしなかった変化や事実をこちらから尋ねると、「ああ、そういえば・・・」という事も在ります。これにより糸口が広がり、解決策は近づく事もあります。内科的臨床の基本に立ち返る事が解決策への近道だと、改めて感じます。それでも解決できない場合は、早々に患者さんに断りを入れまして、規模の大きい総合病院へ紹介状を作成します。夏場は移動一つも気の毒ですが、直ぐそこに「御盆休み」が来ているのです。殆どの患者さんが忘れて居られます。しかし有難い事に総合病院の午前診は殆ど診察していますから、安心ですが、当院は休診して居ります。この点もよくよく御考慮願いたいです。

 あと9日で御盆休みです。皆さんも逆算して御依頼下さい。自立神経障害は2週間では到底治せません。しかも休診後は「秋の花粉症」が迫って居ります。今年の梅雨時の花粉症もかなり増えて居りましたので、要注意です。気になる事があれば、兎に角早く御連絡下さい。

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