子供が可愛いならば、早く子供の現状を知るべき

夏休みが始まりつつありますが、なかなか眼鏡処方箋発行希望者が毎日多くて困って居ります。出来る限り事前予約を御願します。それに伴い、どうしても眼鏡処方が不可能な方々も増えて居ります。中でも子供さんの「斜視弱視」に関しては深刻です。

 当院はたまたま兵庫医科大学付属病院の眼科前教授に「斜視弱視」に関しては全面的に御紹介して居ります。やはり三村前教授は凄いです。素晴らしいでは語りつくせません。特に「心因性ストレス起因の視力矯正障害」の診断とその後の「カウンセリング」に関しては御立派です。当院でも多数の小児患者さんが、全くまともな視力矯正が望めなかったにも拘らず、半年後位には当院でも「眼鏡処方箋」作成が可能な状態までに改善して居る事を確認しています。これまでは眼科医としても対処に嘆いて居た症例でも、相当数視力矯正が可能に成りました。患者さんと御家族の歓び様は言葉に出来ません。しかし夏休みに入ってからでは、大学病院の窓口でも小児外来はどの診療科も満員です。紹介状はほぼ全員持参していても、大変です。当院でも事前予約が無ければ、斜視弱視の検査はいきなり長時間コースに成りますから、一人の患者さんで3人分の時間と労力がかかります。多くの保護者や関係者は、「学校からの書類だから仕方なく検査に行くが、どうせ大したことは無いだろう。面倒くさいな。」というレベルで、直接受診に来られています。実際「外斜視・不同視・心因性障害」等の問題が発覚すれば、当日の書類記載も厳しくなります。「取り敢えず見えている事にしておいてくれ。」という父兄が昨年・一昨年居りまして、30年近く眼科診療をしていて驚かされる事がありました。他にも、患者児童の検査状況を解説していて、「うちの子に限ってそんな事は絶対ない。これはあんたが間違った事を言っている。信用できないから他の眼科へ行く。」と喚き出す保護者も居ります。その後については存じませんが、その内の一人と電車の中で会う事があり、明らかな斜視矯正眼鏡を掛けていました。横に大声で喚いて居た母親が座っていましたが、余程恥ずかしかったのでしょう。私の姿を見て降りる駅までじっと下を向いたままでした。

 子供が可愛いならば、早く本人の現状を知るべきです。斜視弱視に於いて、以前のブログで記載しましたが、「色覚検査」も行った方が良いかもしれません。色覚バリアフリーの関係で、色覚検査が差別行為であると判断されて最近では小学校就学前検査から外されています。そのため子供さんの色弱判断が幼少時に出来ていない為に、就職・進学時に「将来希望する仕事に就けない」という事が後々発覚している症例も数例ながら居られます。血縁者に色弱が居られましたら、なるべく色覚検査をされる事が後々の衝撃への回避になると思います。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL