最近急増している御相談
当院にて最近急増している御相談がありまして、「良い心療内科を紹介して欲しい。」という内容です。この紹介状欲しさにスギ花粉症でドタバタしている中、予約して「スギ花粉症の治療を依頼したい。」として来院し、診察が始まると「実は、・・・」とか「本当の処、いきなり心療内科の相談は出来ないので、スギ花粉症はカムフラージュです・・・」といった非常識な症例が混じり困っています。
実際当院から「心療内科に追加依頼・可能であれば薬剤の変更依頼」を紹介する事は、まま御座います。特に心療内科で、相当量の「三環系抗うつ剤」を長年内服しており、「何となく見えにくい」という主訴で来院された際、「緑内障による視野欠損や視力低下」を生じている症例は、教科書的に存在します。しかし患者さんと患者さんを取り巻く状況から、なかなか薬剤の減量や変更が厳しい事も多々あり、その際私から主治医先生宛てに視野・視力検査の結果と共に、「私では妙案が御座いません。先生の方で何らかの治療法変更を御検討下さい。また家族含め御本人にも対応可能な方法を御配慮賜りたく存じます。」と定型的な紹介状を作成致します。大半の患者さんは家族と相談し、主治医から高次の病院を紹介されて居ります。当院への通院は殆ど在りません。しかし同じ薬剤の投与しか策が見つからない場合も多く、色々と薬剤を変更されて居られる患者さんも見られます。精神科では視野検査・視力検査は厳しいですが、心療内科は本来可能です。当日疲れて多数派出来なくても、一部の一部の検査が出来れば「疑い」病名は付きますので、主治医への具申は直ぐに可能です。薬剤の変更や減量は、患者さん本人の不安や利害関係者の思惑もあり順調には進まない事も想像出来ますが、患者さんの社会復帰の芽を摘んでしまわない様に配慮する事こそ最善の策です。心療内科はカウンセリングに時間と労力が掛りますが、それも保険診療に反映されている筈です。当院はそもそも「内科・小児科」を標榜して居りませんし、ましてや「心療内科専門医」でも無く、カウンセリングに関する診療報酬も出ませんので、対応しかねます。先ず本来の「眼科・耳鼻咽喉科・アレルギー科」が繁忙期のため、そちらに集中させて頂きたく存じます。何より多くの患者さんの御依頼が「眼科・耳鼻咽喉科・アレルギー科」に集中しており、時間的かつ人員対応上の限界ですので、主となる患者様に診察権利を御優先頂く様、御配慮下さい。御願い致します。
自分の事は大事でしょうが、必ずしも問題解決に至るとは限りませんので、先ずは主治医、でなければ他の心療内科を御自身で受診される様に為さって下さい。当院は問診を濃密に行いますが、検査・治療に際し当院の分野かどうかを予め判断するべく行っている事であり、他科の治療を行うための行為ではない事を御理解下さい、決して拡大希釈を為さらないで下さい
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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